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4話 ページ5

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『な、ななななな!!?』



鼻血のことも忘れ動揺していると

ぐいっと腕を掴まれ保健室の中へと入れられた


ガシャン!


荒々しく閉められたドアに何も喋らず
腕を引っ張る金髪



『ちょ、なに?!』


「・・・とりま、洗えば?」



案内されたのは普通の水道の前
キュッと蛇口を捻り水を出された


「血まみれで怖えよ」



冷静になって自分を見れば
両手は血で真っ赤に染まっていた



うゎ!




急いで顔と手を洗った
その間もじっとこちらを見ている金髪に
どうしようもなく居心地の悪さを感じた



『あんた、ここの学生だったんだ?』


「・・・・・・」



手と顔を拭きテッシュを鼻に詰めながら
睨みつける
金髪は動じずじっとこちらを見下ろしている



「お前・・・」


真剣な顔に少し低めの声が響く
何を言われるか想像できずゴクリと喉がなる




「誰?」




『・・・はぁ??!』



目の前のコイツは昨日会ったばかりの、
しかも自分が貶した相手を
忘れていると言うのか?!


自慢じゃないけど1度会った相手に
忘れられた事なんて1度もない!



「新しいナンパかなにか?」


『ちがっ!』


「いーよー、お前、面白そーだし!
とりま携番教えてよ!」


『だから違うって!』



こんな言葉の通じないやつだとは思わなかった
最初ちょっとでもかっこいいと思った自分を殴りたい


「ね、バンゴウ!」


いつのまにか距離を詰められ目の前まで来ていた
ただでさえでかいんだから圧迫感がすごい
一歩後ずさると一歩距離を詰められる
そのまま無限ループかと思いきや
背中に冷んやりとした壁の感触を感じた


「紙とかないから、はい」


目の前に出されたのは
細く長い指、女性のように華奢だけど大きな掌
それにペンを渡された


「ココに書いて」


指さすのは手のひら
自分の番号を掌に書けと言う


『え、いや、だから・・・』


「早くしないとこのままチューする」



余った右手で顎を優しく掴まれ
クイっと上を向かされる

目と目が合い息を飲む


「どーすんの?」



ゆっくりと近づく顔に
ドキリと心臓が跳ねた


『〜〜っ!わ、分かったから!』



勢いよくその胸板を押し返す
ポンっとキャップを取り
自分の番号を書き殴った
それを見ていた金髪は満足げに笑った


「俺キヨ、じゃ!」



そう言って保健室から出ていった



『・・・・』





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しおみ(プロフ) - あっとろさん» コメントありがとうございます!更新遅めですが頑張って行きたいと思います! (12月15日 15時) (レス) id: 1b48ac35b1 (このIDを非表示/違反報告)
あっとろ - おもしろい!更新頑張ってください! (12月10日 0時) (レス) id: 61fa521ea8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しおみ | 作成日時:2017年12月7日 0時

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