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1話 ページ2

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ここは幼稚園から大学まで一貫して通える
田舎では唯一の学校


生徒数も学科も多く
同学年でも知らない人がいるほど


その中で私は普通の成績で普通に友達も作り
普通に生きてきた
唯一秀でていたのはこの容姿
どうやら私の顔は“かわいい”分類に入るらしく
よく告白をされるが
名前も知らないような人ばかりで断り続けている
結局みんな私のこの顔が好きなだけ
私がどんなにカラッポな人間か知らない



「Aちゃん〜!!」


前の席に座っていた男の子が振り返る
幼馴染みのフジだ
涼しげな目元に薄い形の良い唇
顔を隠すように伸びた前髪

顔も良い方でファンも多いらしい
だけど幼馴染みの私からしたらただのヘタレだ



「今日空いてる?」


『空いてるけど・・・どした?』


「買い物行きたいんだけど」


『あー、いいよー』


それだけ言うと嬉しそうに笑顔になり
前を向いた


きっと今のは免疫のない女子から見たら
発狂ものの笑顔に違いない





学校も終わりこの辺では1番栄えているであろう
街へと繰り出す
一通欲しい物も買え満足げなフジの横顔を見つつ
そろそろ帰ろうかと声をかけようとした時
あ、と先に声を出したのはフジ


「さっき買ったゲーム、トイレに置いてきちゃった!」


『えぇっ?!』


青い顔をしたフジがあたふたと慌てふためく

やっぱりヘタレだ


「ごめん!取ってくるから待ってて!」


返事を聞く間も無く脱兎のごとく去っていった
しかたなくベンチに1人座り待っていると
予想通りの展開になる



「お姉さん1人〜?かわいいね」

「良かったらお茶しない?」



高校生くらいであろうか男の人が2、3人やってきた
いわゆるナンパと言うやつだろうか、



『・・・友達待ってるんで・・・』


できる限りの下を向き小さな声でそう伝えると
え?と言いながらさらに近づいてくる男達に
寒気を感じた



「じゃ、友達も一緒に遊ぼうよ」


『・・・いえ、もぅ帰るんで・・・』


「ちょっとくらいいいじゃ〜ん」


そう言い私の肩に手を回してくる男に
ビクリと肩が跳ね咄嗟にそちらの方に顔を向ける


「てかまじかわいいね〜」

「超タイプだわ」


どうしてこう言う人達はそんな心にもないことを
息をするように言えるのだろう

目を泳がせ固まっていると
後ろの方から背の高い人が顔を出す




「お前らなにしてんの?」




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しおみ(プロフ) - あっとろさん» コメントありがとうございます!更新遅めですが頑張って行きたいと思います! (12月15日 15時) (レス) id: 1b48ac35b1 (このIDを非表示/違反報告)
あっとろ - おもしろい!更新頑張ってください! (12月10日 0時) (レス) id: 61fa521ea8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しおみ | 作成日時:2017年12月7日 0時

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