【参】感情ヲ捨テタ一人ノ柱ハ…【鬼滅の刃】

八十七の感情〔訂正あり〕 ページ8

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アオイが言うには、

鉄鎖蜜(かさびつ)さんは蝶屋敷の庭で待っているらしい


鉄鎖蜜(かさびつ)さんの元へ、蜜璃と一緒に向かう







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「あっ！あの人？」


「…(コクッ」





鉄鎖蜜(かさびつ)さんの白髪(はくはつ)が見えた



ザッ…、と足を止めると、

鉄鎖蜜(かさびつ)さんはゆっくりと私の方へと振り向いた



すると、





＿＿＿＿＿＿シュッ…





そう音を立てて、私の顔をの横を通ったのは、

鋭いクナイのようなものだった


その様子に、蜜璃は腰を抜かして尻もちをついている







「…何故、刃が折れた」






そう聞いてきたのは、

目の前にいる鉄鎖蜜(かさびつ)さん

私にクナイを飛ばしてきたのもこの人だ


この人は、少し頭のネジが外れている…







「私の未熟さが原因です。すみませんでした…」







そう言って、頭を下げると、

鉄鎖蜜(かさびつ)さんは、

ザッザッ…と小さな足を音を立てて、私に近づいた








「顔を上げろ」


「………、」


「………いい顔をするようになったじゃないか」








鉄鎖蜜(かさびつ)さんはそう言い、

背中に背負っていた刀を私に授けた








「今度折ったら許さないからな」


「…(コクッ」








そう頷いたあと、

私は腰を抜かしている蜜璃に手を差し出した


蜜璃はゆっくりと私の手を取り、立ち上がる


そして、







「こっ、こんにちは…、甘露寺蜜璃っていいます…！」


「うむ、噂は聞いている。」







鉄鎖蜜(かさびつ)さんの言葉に、

目をキラキラと輝かせる蜜璃



すると、後ろから、







「クナイが、飛んでくるとは！！これまた油断をした！！」


「……」







そう言って、現れたのはクナイを持つ煉獄さんの姿

煉獄さんの隣には時透くんがいた


これはすまない、そう言い煉獄さんの持つクナイを取る鉄鎖蜜さん


すると、時透くんが鉄鎖蜜さんの顔をジーッと見始めた






「…なんだ？」


「…………白髪(しらが)？」




「あっ……」






時透くんの言葉に、声を漏らす私と青筋を立てる鉄鎖蜜さん


そして、鉄鎖蜜さんは懐に隠していた無数のクナイを持って、

時透くんに、飛びかかろうとする



私はすぐさま鉄鎖蜜さんを羽交い締めした







「こんの餓鬼ィィィ！！！」


「どうどう…！」


「俺のこの髪は白髪(しらが)じゃねぇ！！白髪(はくはつ)だ！！」


「変わんなくない？」


「ぶっ殺すぞ！！この糞餓鬼！！！」





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