番外編【冨岡義勇:お見舞い】 ページ43
リクエスト/アイ 様
夢主と冨岡さんが鬼殺隊に入って間もない頃の話です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-冨岡義勇 視点-
俺は今、蝶屋敷の前いる
蝶屋敷の中へ入ろうか迷っているところだ
「あら?」
ガラガラっ…、と蝶屋敷の戸が開き、
出てきたのは、花柱、胡蝶カナエ様だった
カナエ様は俺を姿を見ると、
ジロジロと俺を凝視し始めた
そして、
「あらあらぁ、またAちゃんのお見舞いに?」
「……(コクッ」
そう頷けば、
カナエ様はニコッと笑って、
俺を屋敷の中へと案内してくれた
そう、俺は任務で怪我をしたAの見舞いに来たのだ
けど、俺なんかが行っていいものか…?、と蝶屋敷の前で迷っていた
「ここよ」
案内された方へ行けば、
そこには寝台の上で眠っているAの姿があった
ゆっくりとAの顔を覗き込めば、
Aは規則正しい寝息で眠っていた
そんなAの様子にホっとした後、
俺はカナエ様に頭を下げて、蝶屋敷を去ろうとした
「あらあらぁ、もう行っちゃうの?」
「…Aの様子が見れたので、これで…」
「そう…。また来てね」
カナエ様はそう優しく言って俺に手を振ってくれた
.
-胡蝶カナエ 視点-
何故か少し寂びそうな背中で帰っていった冨岡くん
彼の背中が見えなくなったあと、
私は、Aちゃんの方へと体を向けた
「あらあらぁ…、本当に良かったのかしら…」
私がそう聞けば、
目を瞑っていたAちゃんは、
目を開け、ゆっくりと上半身を起き上がらせた
そして、私の方へと向き、
無表情でコクっと頷く
どうやらAちゃんは、
冨岡くんが来ることを知っていたらしい…
いつもAちゃんが怪我した時に、
冨岡くんは当たり前のようにお見舞いに来る
けど、冨岡くんが来たら来たで、
Aちゃんはいつも寝たフリをしている
「(困ったものねぇ…)」
.
数年後____、
「何やってるんです?冨岡さん」
冨岡義勇が声のした方へと振り向けば、
そこには胡蝶しのぶの姿。
冨岡は胡蝶の姿を見たあと、
再度、蝶屋敷の前へと顔を向ける
そんな冨岡の行動に、
顔を引き攣らせる胡蝶
「人の屋敷の前で突っ立ってないでください。星埜谷さんのお見舞いに来たのなら素直にそう言ったらどうです?そんなんだからみんなに嫌われるんですよ」
胡蝶の言葉に少し内心に来ている冨岡は、
胡蝶に持っていた紙袋を渡し、その場を去った
胡蝶が紙袋の中を除けば、
そこには星埜谷の好物の、金平糖が入っていた
「相も変わらず、素直じゃないですね…」
そう苦笑して呟く胡蝶だった
.
1515人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚雪 - 誰落ちですか?気になるし、楽しみです。私個人の意見としては義勇がいいです (2022年4月21日 21時) (レス) @page36 id: f86fb67e0e (このIDを非表示/違反報告)
かかす(プロフ) - めっちゃ面白いです!主人公早く笑って欲しいです、楽しみです!煉獄さん...( ; ; ) (2020年3月4日 19時) (レス) id: cb1c312403 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 伊黒さんの番外編ありがとうございます!!凄いきゅんきゅん しました笑 伊黒さんみたいな普段ツンツンしている人が心配してくれたりデレや嫉妬等好きなんですよ笑 (2020年3月4日 9時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 更新ありがとうございます!! この作品本当に大好き過ぎていま1から3まで読み直しています笑 リクエストですが、伊黒さん不死川、煉獄さん善逸辺りの絡みを増やして頂けたらなと思っています。可能でしたらお願いします!! (2020年3月1日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - ぐうわあ!!!とても続きが気になってッッッッッッッ!!!仕方が無いです!!!きっと忙しくて更新が出来ないのでしょうが、待ってます!!!応援しています!!!頑張ってください!!!何故か攻める?ような言葉になってしまいました!!!すみません!!!! (2019年11月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:牡丹 | 作成日時:2019年8月20日 21時