【参】感情ヲ捨テタ一人ノ柱ハ…【鬼滅の刃】

八十四の感情 ページ5

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「あの〜、いい感じのところ悪いのですが…」




そうそう部屋に響いたのは、しのぶの声

振り向くと、カナヲの隣にはしのぶの姿があった






「相変わらず起きるの早いですね星埜谷さん。そして、やっと起きましたね煉獄さん」


「うむ！おはよう胡蝶！！」


「見た目は元気そうですね、でも診察はします。星埜谷さん、少し外してもらえますか？」







そう言うしのぶに、私はコクッと頷いて、

カナヲと一緒に部屋を出た




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「…カナヲ、ありがとうね」


「！！」





驚いた顔をするカナヲの頭を撫でたあと、

カナヲは少し顔を赤らめ、首を横に振った





＿＿＿＿＿＿
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「うわああああんっ！！！煉獄さあああんっ！！」




そう大泣きして、

煉獄さんの布団に顔を疼くめるのは蜜璃


煉獄さんは、ポンポンっと、蜜璃の頭を優しく叩く






「甘露寺！久しいな！！」


「……、起きたんですね」


「うむ！時透少年も包帯たくさんだが元気そうでなによりだ！！」





ポムチッ、と時透くんの肩に手を置く煉獄さん


蜜璃と時透くんも、

煉獄さんが目覚めたことを知って、すぐに駆け寄った


そして、着いたら着いたで蜜璃は大泣き、

時透くんはなにか安心したような顔をした






「見ないうちに身長が伸びたか？でかくなったな！！」


「煉獄さんが寝すぎなんですよおおおお！！！」


「あっはっは！隊士として情けない！！穴があったら入りたいな！！」






そう言ってまた、あっはっはーと笑う煉獄さん

すると、時透くんが、






「失礼を承知で聞くけど…、煉獄さんは鬼殺隊を続けるの？」


「っ……、」

「(あわわっ！時透くんなんてことをっ！！！)」



「むぅ！！」





時透くんの質問に、腕を組み考え込む煉獄さん

そして、






「はっきり言うとだな！胡蝶には鬼殺隊を続けるのは難しいと言われた！！」



「……っ！」

「…そう、ですか」

「うぅ……」



「そんな悲しい顔をするな！わかっていたことだ！！

俺の代わりに、刀を大いに振ってくれ！！
自分たちの責務を全うしろ！情けは要らん！！」




「「…はい」」






そう三人で返事をすると、

煉獄さんは嬉しそうに笑った





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