【参】感情ヲ捨テタ一人ノ柱ハ…【鬼滅の刃】

百八の感情 ページ33

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「少し、話をしないか…？」


「…いや、遠慮しとく」







そう言うと義勇は、即答！？、と間抜けな顔した。




私は義勇から顔を逸らして、義勇の手を振り払おうとする

が、義勇はすぐさま私の手を握り返した




その行動に、私は少し眉を寄せて、
再度、義勇の方へ顔を向ける




顔を向ければ、義勇は私の瞳を見たあと顔を逸らし、

何故か少し悲しそうな顔をして、








「…本当に、少しだけでいいんだ」














その義勇の言葉に、私は一息ついたあと、








「条件がある」








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＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガｯｯｯ...！！



と、そんな鈍い音を鳴らして、木刀を交わせているのは、


私と義勇だ。






『私と一回、手合わせをしよう。手合わせをしている間だけ、私は義勇の話を聞く。』






私が出した条件はこれだ


義勇はなんの躊躇いもなく、その条件を飲んで、
今 私と手合わせをしている。








数分は経っただろう…。

だが、義勇はただ私の攻撃を受けるだけで、
私に話をしてこないし、攻撃すらしない。









ただただ、義勇の何も映さないその瞳を見るだけで、


時間は過ぎていく…。






「(義勇…、お前は何を考えている…？)」








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