百五の感情〔訂正〕 ページ30
ー視点なしー
特別な訓練が遂に始まりました
「遅い遅い遅い遅い!!何してんのお前ら意味わかんねぇんだけど!!」
そう派手に声を上げるのは、
元音柱、宇髄天元
柱稽古
まずは宇髄天元によるしごき基礎体力向上から始まり、
その次に時透無一郎による高速移動の稽古
次に星埜谷Aによる瞬発力、回避力の訓練
蛇柱による太刀筋矯正
風柱による無限打ち込み稽古
岩柱による筋肉強化訓練
.
その中、
皨柱、星埜谷Aは隊士の訓練の最中、
自身の鎹鴉の足に文を括り付けていた
「…お願いね」
そう呟けば、鎹鴉はカァァ、と鳴き羽を広げて飛んでいく
飛び立った鎹鴉の姿が見えなくなったあと、
皨柱は稽古場に戻り、隊士たちの訓練を再開し始めた
〜
“拝啓 炭治郎
柱稽古が本格的に始まり、
私は簡単に稽古場を離れることが出来なくなった
時間があれば稽古場を抜け出して、義勇の所へ私も向かう
私がいなくても、義勇に根気強く話をしてやってくれ
頼む…。”
〜
「ごめんくださーい!冨岡さーん!こんにちはー!!」
水柱、冨岡義勇の邸前で、
冨岡の名前を呼ぶのは、皨柱が手紙を書いた相手、竈門炭治郎だった
何回呼んでも出てこない冨岡に、
炭治郎はとうとう、入ります、と声を上げて、
冨岡の邸に足を踏み入れた
炭治郎がヒョコ、と冨岡の前に顔を出せば
冨岡はものすごい驚いた顔をして炭治郎を見た
「俺あと七日で復帰許可が出るから 稽古つけてもらっていいですか?」
炭治郎が冨岡にそう聞けば、
冨岡は迷わず、つけない、と一言
「どうしてですか?じんわり怒っている匂いがするんですけど、何に怒ってるんですか?」
「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった」
その冨岡の言葉に、
炭治郎は申し訳ない顔をして、冨岡に謝り弁解をした
が、
「
義勇さんがいるじゃないですか、と
炭治郎が頭に疑問符を浮かばせながらそう言った
だが、冨岡は、
「俺は水柱じゃない」
そう一言言ったあと、立ち上がり、その場を去ろうとした
炭治郎は冨岡の背中が、何処かしら寂しそうに感じた
そして、
「…星埜谷さんが心配していますよ」
冨岡の背中に向かってそう言い放った
.
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柚雪 - 誰落ちですか?気になるし、楽しみです。私個人の意見としては義勇がいいです (2022年4月21日 21時) (レス) @page36 id: f86fb67e0e (このIDを非表示/違反報告)
かかす(プロフ) - めっちゃ面白いです!主人公早く笑って欲しいです、楽しみです!煉獄さん...( ; ; ) (2020年3月4日 19時) (レス) id: cb1c312403 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 伊黒さんの番外編ありがとうございます!!凄いきゅんきゅん しました笑 伊黒さんみたいな普段ツンツンしている人が心配してくれたりデレや嫉妬等好きなんですよ笑 (2020年3月4日 9時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 更新ありがとうございます!! この作品本当に大好き過ぎていま1から3まで読み直しています笑 リクエストですが、伊黒さん不死川、煉獄さん善逸辺りの絡みを増やして頂けたらなと思っています。可能でしたらお願いします!! (2020年3月1日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - ぐうわあ!!!とても続きが気になってッッッッッッッ!!!仕方が無いです!!!きっと忙しくて更新が出来ないのでしょうが、待ってます!!!応援しています!!!頑張ってください!!!何故か攻める?ような言葉になってしまいました!!!すみません!!!! (2019年11月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牡丹 | 作成日時:2019年8月20日 21時