【参】感情ヲ捨テタ一人ノ柱ハ…【鬼滅の刃】

九十四の感情 ページ16

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「上弦の肆・伍との戦いで星埜谷様、甘露寺様、時透様の御三方に独特な紋様の痣が発言したという報告が上がっております


御三方には痣の発言の条件をご教示願いたく存じます」





あまね様の言葉に、

私と蜜璃、時透くんは目を見開いた





「痣？」





そう蜜璃が声を出して聞くと、






「戦国の時代、鬼舞辻無惨をあと一歩というところまで追い詰めた始まりの呼吸の剣士たち(・・・・)

彼らは全員に鬼の紋様と似た痣が発言していたそうです」






「「「！？」」」








あまね様がそう仰ると、

不死川や伊黒さんは驚いた顔を見せた








「伝え聞くなどして、御存じの方は御存じです」



「…俺は初耳です 何故伏せられていたのです？」



「痣が発言しない為、思い詰めてしまう方が随分いらっしゃいました

それ故、痣については伝承が曖昧な部分が多いです。
当時は重要視されていなかったせいかもしれません

鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけ、その過程で継承が途切れたからかもしれません



ただ一つはっきりと記し残されていた言葉があります
“痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”」



「始まりの呼吸の剣士の一人の手記にそのような文言がありました」




「今この世代で、最初に痣が現れた方

柱の階級ではありませんでしたが、竈門炭治郎様 彼が最初の痣の者

ですが、御本人にもはっきりと痣の、発言の方法がわからない様子でしたので
ひとまず置いておきましたが、この度それに続いて、柱の御三方が覚醒された


御教示願います 星埜谷様、甘露寺様、時透様」






そう、すっと頭を下げるあまね様

その様子に、最初に声を上げたのは蜜璃だった





「あっ、あの時はですね！確かにすごく体が軽かったです

えーっとえーっと…、」





蜜璃は考えた素振りを見せたあと、

ぐっと拳を握って、





「ぐあああ〜ってきました！グッてぐあーって！心臓とかがばくんばくんして耳もキーンてして！メキメキメキイツって！！」





まるで炭治郎がするかのような説明に、

あまね様もが目を点にした


蜜璃の説明に、不死川は青筋を立てている






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