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49 隊服 ページ3

実弥視点

今日、予定では最終選別が終了したはずだ。
早朝には解散…今は昼前。

遅くねェか?

さっきから不安が募り屋敷の門前を
不審者以上にウロウロしている。

やべェ、早く帰ってこい。

扉に向かって俺はブツブツ呟く。

『師範、只今帰りました。』

うおっ!

急に耳元で今聴きたかった声がした。
絶対脅かす気だっだだろ。

気付いた時には体が勝手に
Aを抱き締めていた。

「よく頑張ったなァ。」

俺は、失わなくて嬉しかったんだ。

それ以上の言葉を探せなかった。

『はい、有難うございます。』

「…てかお前無傷か?」

離れ、疑視する。
それはいいんだか、

「お前ェ、帰ってくんの遅くねェか?」

俺の質問を分かっていたかのようにどうじず
回答をくれた。

『最終戦別で、不死川玄弥さんに会いました。
 生き残り、鬼殺隊なら入隊しました。』

俺は一瞬思考を停止した。
玄弥がァ?鬼殺隊にィ?

『話してきたので何処にいるかもわかります。』

「そうかィ、」

俺に言うか聞くのは気遣いだ。
誰だって分かる、かつかなりの。

「俺に兄弟はいなェ。」

『…そうですね。』

本当にAは…頭がいいな。

「ほら、入るぞ。」

さりげなく手を引き屋敷のAの部屋まで行く。

よく頑張った、俺は嬉しい。
心の中だけで独り復唱していた。

「じゃあお前、隊服を見せてみろ。」

まずこれだな。
露出が多かったら、と、
胡蝶からマッチを預かっている。

縫製は前田だったか。

『はい。』

そういい、Aは隊服を広げて見せた。

「着てみろォ。」

部屋の外で待機する俺。
…見たところ、時透のやつに近いってとこか。

いやでも油断はできねェな。

隊服(妄想)との格闘を恥ずかしいとは思わない。

『師範、もういいですよ。』

襖を開けて見た隊服。

上は時透の隊服とほぼ同じ。少しベルトが高い。
…下は、長いプリーツスカートなのだが
Aから見て左側に
腰あたりまでのスリットが入っている。

…微妙な所をせめてきやがる。

Aに任せるか。

「どうだ?気に入ったか?」

『はい、涼しい…です。』

まぁ良いとするか。

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しのぶ視点

選別から帰ってきた後日。
私とカナヲは風柱邸へやって来ました。

訳。

カナヲの隊服のスカートが
短かったのでブーツを買いました。

それでもしかしたらと思ってAさんにも用意したのですが…よろこんでくれるでしょうか。

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実弥 - 更新ファイト! (2021年1月7日 19時) (レス) id: be651dffc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 面白いです。これからも、頑張ってください!応援してます。続きが楽しみです!首を長くして待ってます! (2020年8月18日 17時) (レス) id: 5790125387 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - コノハさん» 閲覧有難う御座います!頑張ります。 (2020年8月10日 19時) (レス) id: 869122460a (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - はやくどうまさんとあかざにあってみたいです。 (2020年8月9日 15時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - みすずさん» コメント、有難うございます!今日から更新再開していきます、宜しくお願い致します! (2020年8月7日 2時) (レス) id: 869122460a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年5月20日 12時

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