5 少女 ページ5
童磨視点
今日は幸いにも空を分厚い雲が覆っていた。
肌は少し痛いけど…我慢、我慢！
「猗窩座殿〜！どこから行く？
あ、あのいい匂いのする家は最後がいい！」
「こればかりは貴様と同感だ。」
俺達は、楽しい悲鳴の合唱を響かせながら、
1番の稀血が居るであろう家を残して
村を全滅させた。
何故か、この村の稀血は鬼狩りの匂いがする。
「猗窩座殿〜！楽しみだね！どこから食べようか！」
「…」
いつもの無視かな？も〜！照れ隠し？
「ねぇ、猗窩」
「はっ！」
よっぽどムカついたのか、家を殴って半壊させた。
扇子を取り出し、口元を軽く仰ぐ。
「猗窩座殿〜、人間が潰れてたらどうするのさ。」
「煩い、鬱陶しい、静かにしろ。
気安く名前を呼ぶな。」
「え〜。」
なんだかんだ、2人揃って家に足を踏み入れた。
う〜ん、気配からして大人の男女1人ずつって
ところかな。まぁ、丁度いいや。
戸を引くと、直ぐにその2人の姿を確認出来た。
「やぁやぁ、今日はいい日だねぇ」
扇子をパンッと閉じ、しまう。
人間の血如きで汚したくない、と思い、
何時も食事の時は羽織りを脱ぐ。
無論、今回も例外には当たらない。
「あ、ああ、やめて…お願い」
なんて可哀想に…
女は血の付いている俺達を見て気が狂ったのか、
叶うはずのない命乞いをしてきた。
俺が極楽に導いてあげなきゃ。
「バッ、バケモノ！来るなぁぁ！」
対して男は、威勢よく手当たり次第
ものを投げてくる。
可哀想な頭だ。
本を手に取った時、そいつの両腕が飛んだ。
正確には、猗窩座殿に両腕を飛ばされた。
「愚かもの。」
「いやあぁぁぁ！！！！」
それを見て女は叫ぶ。
ブチンッ「ア�爛↓爛鱈燹�
首のあたりの肉を引き千切ると、
やっと静かになった。
そんな2人に微笑む。
「嗚呼、痛そうに。
でも、大丈夫。心配しないで。
俺が救ってあげるよ。」
言葉が合図かのように、
仲良く同時に倒れ重なる。
猗窩座殿を真似て女の脚を引き抜き、隣に座る。
さっきも思ったけど、
この家からはすごいいい匂いはするのに、
人の味はそうでもない。
一体どういうことだろう。
刹那、答えを知ることなる。
ふと視線を脚から前へ向ける。
写るのは
どちらのものかも判らない夥しい量の血、
原因の元人間の山、それの上に
「え？」
思考が追いつかず、声が漏れた。
猗窩座殿をソレを確認し固まる。
それもそのはずそこには、
.
.
少女が座っていたからだ。
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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる！フツーに言ってる！でも見てて楽しいからなんでもあり！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です！伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑（ネタが…切れたとか言えない） (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え？」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか？できれば教えてほしいです！ (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覇戮。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/
作成日時：2020年4月24日 20時
