▼綺麗だと感じた ページ13
試験当日。
なんと、総統閣下と対面した。
また驚いたのが、総統閣下も同い年という事だ。話し方や仕草が、俺と似てるような気がした。
なんとも楽しそうな顔をしてまじまじと見ていた。
gr「…うむ。成績優秀、武術抜群、いいじゃないか！この様な人材を探していたんだ！」
まぁ、合格した訳で。
それから数日、Aも無事補佐官へと成り、同日に城で仕事を務めることになった。
休憩時間は二人で一緒に過ごしていたが、時が経つにつれて本来の量の書類が二人で渡された。
終わる時間も曖昧で、暫くすると姿さえ見なくなった。
根が真面目で育った為、Aが心配になっても仕事を放り出せる訳はなくて。
そしてある日。いつもと変わらない日であった。
gr「俺がこんな話するのも珍しいな。トン氏、エーミールの補佐官のAを知っているか？実はな、其奴、想い人がいるらしいんだ！偶に話す時に聞いてな、意外だなと思ったゾ！」
「そう、やね…。」
嘘だ、あのAが？
俺の好きだったAが？
運命とは残酷なものだな。
「ごめん、グルさん。ちょっと休憩入るわ。」
答えも聞かずに総統室を出て、自室へ戻った。
「好きやった…ずっと、ずっと。なぁ？」
混乱して言葉が曖昧な形に。
問いても返って来るはずのない答えを、待ち続けた。
ベッドにまで届く夕日の光は、彼女の瞳の様に紅色であって。
綺麗だ。
Aに堂々と言えたなら、
どれだけ楽な事か。
嬉しい事か。
綺麗な光に目を奪われながら、
自身の心の醜さを
今、よく感じた。
痛い、痛い。
想い、想われ
惹かれてく。
そんなドラマチックな展開を
残酷な運命と分かってながらも
期待してしまう俺は。
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片目レンズ歌実愛し隊(プロフ) - 白兎さん» ぁぁぁぁありがとうございます...是非読ませて下さい! (2018年8月5日 9時) (
レス) id: eba8b47e0e (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 片目レンズさん» 有難うございます…もうすぐ最終節なんですけど、これが終わったらこんな感じの似てる系の書こうかな…なんて。 (2018年8月4日 1時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
片目レンズ(プロフ) - 白兎さん» いやぁもう、そういうの大好きなものでして。見習いたいものです(-_-;) (2018年8月3日 21時) (レス) id: eba8b47e0e (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - ヒナっちさん» 両思いだがお互い勘違いしている系を書きたかったの。最後はハピエンにするから！ (2018年7月31日 20時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 片目レンズさん» 返信遅れて申し訳ないです。作者、回りくどい伝え方が好きなんですけど、どうも文章力がない者でして…こんな物でも良ければ見てって下さい！ (2018年7月31日 20時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎 | 作者ホームページ：http://hakuto1945
作成日時：2018年7月18日 14時
