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Ep.30 ページ30

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「 ___と言うことで、新しい職を見つけるまでシェアハウスの警備員になるから。女連れ込まないようにね 」

「 警備員っつーかただのニートだろ 」

「 銀時はそう言う直接的な言葉は使わない。殺しちゃうぞ?」




月が高く昇り、
涼しい風が窓から入り込む。

珍しくリビングには全員揃っていて。


神威さんはまるで他人事のように軽い調子で今までの事情を話す。しかし、驚きも騒ぎもしない4人はやはり前から知っていた様子。

取り敢えず一件落着と溜め息を吐きたいところだけれど....



「 ッわぁあ!? 」


「 ねぇA、みんながいじめてくるんだけど 」




突然手を引くから、ソファーに座る神威さんの膝の上に向かい合うように乗ってしまう。
棒読みなところは置いといて、帰宅後からと言うものスキンシップが絶えない。



「 テメェ....さっきっから何なんだよ... 」

「 それはこっちのセリフ。さっきからなに怒ってんの?嫉妬は見苦しいよ 」

「 はぁ!?んな訳ねぇだろ!」



バチバチと火花を散らす総悟君と神威さん。

明らかに不機嫌な総悟君の理由を私も知りたいところだけれど、わざと煽っている神威さんも神威さんだ。



「 ならいいよね 」

「 こら神威さん。あんまり年下をいじめちゃだめですよ 」



私の腰を抱き寄せ、総悟君に何やら視線を送る神威さん。



「 じゃあAが俺の事呼び捨てにしてくれたらいいよ 」

「 俺達同い年なんだし、敬語もだめ 」



「 えっと...神威...? 」




勢いよく抱き締めるから、その胸板に飛び込むように姿勢を崩してしまう。




「 まったく鈍感って本当に恐ろしいなぁ 」



終始楽しそうな神威さん。
あの張り付いたような笑顔ではない、感情がころころと変わるその人に少し振り回されるところもあるけれど。

それでも何だかこちらまで嬉しくなってしまう...って




「 ...ちょっ!!どこ触ってんの!? 」




気を緩めた瞬間、慣れた手つきがお尻へと這う。

剥がそうとしてくれる総悟君に、やれやれと観戦するかのような銀時さんと高杉さん。騒ぐ私達への土方さんの怒る声が夜空まで響くようで。


シェアハウスにももうすぐ夏がやってくるが、
やはり落ち着く予感がありません。




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S(プロフ) - めちゃんこ好きです!更新待ってます! (8月11日 14時) (レス) @page37 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 更新ありがとうございます!とっても嬉しいです!これからも楽しみにしています! (2022年11月30日 15時) (レス) id: 1ece860df7 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新待ってました…!すごい嬉しいです!銀さん作家だったんだと驚きでいっぱいです!あと文章の書き方がとてつもなく好きです、ありがとうございます! (2022年11月28日 8時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - このお話大好きです…!更新待ってます! (2022年4月4日 18時) (レス) @page31 id: fc9ca49c49 (このIDを非表示/違反報告)
- 何回見ても、ストーリー面白いし好きです!更新されること願ってます!!!! (2022年1月6日 23時) (レス) @page31 id: b23a2b20e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:□白澤□ | 作成日時:2020年12月1日 12時

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