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万事屋の和室 ページ6

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「すみません...結局お邪魔になっちゃって」
「ったく。勝手に人様の食卓転がり込みやがってよ」
「あんたには言ってない」


あれよあれよと言う間に、場面は一転して万事屋の和室。ぐつぐつと音を立てる鍋を4人と1匹で囲んでいた。


「こんな時まで喧嘩しないでくださいよ。朝日奈さん日本酒は飲まれますか?お客さんから沢山頂いたんです」
「あっいえ、お酒は遠慮しておきます」


まるでお母さんのように。盛り付けられたお椀が差し出され、軽い会釈を返した。ほんとにしっかりしてると改めて感心する。


「それにしても大変でしたね。寺子屋で沖田さんと桂さんが鉢合わせなかっただけでも幸いですけどね」


餓死寸前と言わんばかりに食らいつく2人にはお構いなしに、新八君は明るい声色でこちらに話し続ける。


「そう言えばこれも山崎さんから聞いたんですけど、お祭りでなにかあったんですか?」
「お祭り・・・?」
「捜査の機密情報とかで詳しくは教えてくれなかったんですけど、桂さんと朝日奈さんの関係性に迫ったのもお祭りでの目撃情報だったとかで」



突然の質問にピンと来なくて。疑問符を浮かべるけれど、補足の話からあの花火が上がった夏休み中のものだと記憶が思い出される。

けれど・・・



「あぁ、あれは____」

「あのゆっくりとした日常を、この先もずっと。お前と共に送りたいと願ってしまう程には」

「あー・・・っと・・・あれは・・・」

「やはりこれはデートだな」

「えぇっと・・・だからその・・・」




生徒の自主退校に事情聴取。様々な忙しい出来事に見舞われ、深く考える時間が無く忘れかけていたけど、あれってつまりそういうこと・・・?

女装ではなく素の小太郎。2人きりの花火大会。そして意味深な発言。あれは・・・





告・・・白・・・?






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NUTS Y(プロフ) - 素敵な話をありがとうございます!できれば続きを書いてほしいです (3月11日 16時) (レス) @page6 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
いと(と)(プロフ) - すごい話が面白くて読みやすく、つい一気読みしてしまいました。また素敵なお話を更新してくださる日をまってます! (12月9日 8時) (レス) @page5 id: cba6bd506c (このIDを非表示/違反報告)
名無し18156号(プロフ) - すっと話が体に入ってくる感じ、すごく面白くて大好きです。続き待ってます。無理せず頑張ってください。 (12月3日 13時) (レス) id: 83faa383a3 (このIDを非表示/違反報告)
スマホ依存ウイルス対策教信者の猫 - ドキドキする感じだけど主人公が読んでいてイライラしないちょうどいい加減でよりスクロールしたくなる反応をしてくれるところがすごいなと思いました(?)。よくわからない文になったのですが、とにかくテンポが良くて好きです。無理しない程度に頑張ってください! (12月2日 23時) (レス) id: 8ecf60fb07 (このIDを非表示/違反報告)
読者 - ずっと泣きながら読みました、すごすぎます。大好きです (9月25日 1時) (レス) @page4 id: da146440ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:□白澤□ | 作成日時:2023年9月13日 6時

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