前世の恋��(3z) 〔 坂田銀時 〕 ページ26
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「 それでも好きだから 」
手から伝わるのは
優しい温もり。
気づけば、手を引っ張り
ゆきを自分の胸の中に埋めていた。
『 ..そういうの反則 』
「 銀さんが珍しいこと言うから 」
さらさらとした綺麗な髪。
飾らない匂い。
あたたかい体温。
全てが愛おしくて__.
『 俺と結婚してください 』
2回目のプロポーズは
綺麗な花火が空に舞う。
照らされた笑顔のゆきの涙を拭き、
2人の影が重なっていく。
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___さ..__い__
さ___てく__い___
「 ..せ__い___ 」
「 先生 ! 」
『 ｯ!? 』
開ければ、目の前に制服姿のゆき。
見渡せば、オレンジ色が差し込む静かな職員室。
『 ゆき..? 』
「 もう放課後ですよ 」
「 ほかの先生はもう帰られましたし..」
「 もしかしてずっと寝てたんですか？ 」
呆れたように笑うゆきを見て、
夢から覚めたんだと実感する。
「 これ、プリント提出しにきました」
白衣を着ながら、少しずつ状況を掴んでいく。
「 風邪ひかないでくださいよー？ 」
『 お前は母ちゃんか 』
「 産んだ覚えはありません 」
2人で見あって笑う時間は、
あの時と変わらなくて___
「 おい、ゆきー 」
「 帰んぞー 」
廊下から顔を覗かせるのは、
見知らぬ男子生徒。
それに親しく答えるゆき。
彼氏の迎え..か。
「 それじゃ先生 」
遠ざかる笑顔。
ｸﾞｲ.
「 せん..せい..? 」
『 んｯ!?..いやそのっ..わりぃ.. 』
咄嗟に引き止めた手を、
静かに離す。
「 先生もはやく帰ってくださいね 」
廊下からはゆきと男子生徒の声が響く。
『 俺はなにをやってんだ..』
優しい瞳は変わらない。
今はただ、
もう隣にはいないキミへ
100年分の幸せを___
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〈 前世の恋 〉
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_ 前世の恋 〔 坂田銀時の場合 〕END _
髪乾かし〔 山崎退 〕ｱｵｳｻｷﾞ。様ﾘｸ→←前世の恋��(3z) 〔 坂田銀時 〕
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いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
