期待〔 山崎退 〕 雨飴様ﾘｸ ページ23
. 〔 山崎side 〕
真選組 監察 、 山崎退。
俺は今、大きな壁にぶち当たっていた。
『 あの ..ゆきさ___！』
「 ゆきさん！ お誕生日おめでとうございます 」
「 わぁ 、ありがとうございます 」
呼びかけた声は他の隊士に遮られ、
可愛い笑顔がそれに注がれ、余計悔しさを増す。
そう。壁とはこの事。
俺の想い人はとてもモテる
.
.
屯所の雑務をこなす彼女は、
俗に言う才色兼備。それを鼻にかけていないときたものだから惚れた隊士は数しれない。
そして今日は、そんな彼女の誕生日。
男達のアピール合戦が始まっていた。
「 こんなにたくさん.. 頂けないです 」
次々とゆきさんへと渡されるのは高級な物ばかり。
『 俺のプレゼントの何倍もするんだろうなぁ.. 』
抱えていた花束に落とすのはマイナスな言葉ばかり。
いやいや。大事なのは�狠傭吻瓩犬磴覆ぁ�
�犁せ�ち�瓩澄�
抱えた花束に力を込め、
一歩前進した。
『 あのｯ ゆきさ___(( 』
「「「 ゆきちゃーん！」」」
突如と現れる隊士の群れ。
再び塞がれた声。
足元に散った花びら。
『 さ、さ、最悪だｧｧｱ 』
瞬く間に過ぎた出来事の残骸は
足元に散らかる花が意味していて。
本人目の前にしてプレゼント全滅って...
どうすんだこれ！誰か俺の邪魔をしているのか！？
心の叫びは何処にも届かず。
俺は足元から崩れ落ちた。
去年も同じだったっけ。
なんやかんやで何も渡せなかったけ..。
ただ、俺は
君の笑顔が見たいだけなんだ____
「 退さん 」
散らかった花達をかき集める俺に注がれた
愛おしいその声。
顔をあげれば、
『 ゆきさん.. 』
届かなかった存在が、すぐそこに。
「 退さんの声が聞こえたような気がしたから 」
他と違うその纏う空気が、
俺を包んでいく。
『 ｯゆきさん 』
『 お誕生日おめでとうございます 』
花束ではないけれど。
差し出した不格好な一輪の花。
「 どんなプレゼントよりも 」
「 貴方のその一言が、なによりも嬉しい 」
俺は、手をとってくれたその笑顔に、
期待してもいいのだろうか__?
- 期待 〔 山崎退の場合 〕END -
初のザキEND！
リクエストありがとうございました！！
前世の恋��(3z) 〔 坂田銀時 〕→←嫉妬 〔 桂小太郎 〕
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いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
