お祭り�� 〔 土方十四郎 〕 ページ29
.
澄み切った夜空。
祭囃子が響き、一層輝いているように見える。
「 すごい人の数 」
普段の野原としての顔は隠れ、
舞台上を囲むように人々が集まっていた
慣れない高さのある下駄に苦戦しながらも、それに合わせて隣を歩く銀さんが口を開く
「 それにしても、鬼のマヨラーはいいのか? 」
「 今日もお仕事みたいで 」
視線を送るのは、将軍様の観覧席だという周りを囲うように立つ真選組の姿
その中でも、煙草をくわえ、ﾄﾗﾝｼｰﾊﾞｰ片手の長身な隊士は、
鬼の副長 土方十四郎さん
所謂、私の" 恋人 "
「 こんなに可愛い彼女を差し置いて仕事とはねぇ 」
お登勢さんが貸してくださった可愛らしい浴衣に視線を落とす銀さん
「 うぉーい！腐れポリ公どもぉー！ 」
挑発ともとれる神楽ちゃんの声に、隊士達が気付かないはずがない。
猛スピードの神楽ちゃんに手を引かれ、向かう先は決まっていた
.
.
「 かっ、神楽ちゃんはやい.. 」
「 こんな気合い入れて可愛いくしてる彼女おいて何してるアルか 」
「 いや気入ってないよね!?ぐったりだよね!? 」
目の前には、無視を決め込みﾄﾗﾝｼｰﾊﾞｰでどこかに連絡をとる十四郎さんに、すかさずツッコむ山崎さん
「 おい!!この私を無視とはいい度胸アルな!! 」
「 あｯぶねーだろうが!! 餓鬼は屋台にでも行ってろ!! 」
「 俺もガキなんで屋台にでも行ってきやす 」
「 てめーは仕事サボりてぇだけだ..っておい!!総悟!! 」
山崎さんと談笑する横で、傘を振り回す神楽ちゃんに脱走する総悟くん。
手を焼く十四郎さんの声が響く
「 そうですよ こんなつまらん仕事は俺たちに任せて デートにでも行ってくればいいのに 」
山崎さんまで囃し立てる始末になだめるように口を挟む
「 お気になさらないでください 」
「 すみませんお仕事のお邪魔しちゃって」
真選組の方々へと小さくお辞儀をし
今度は神楽ちゃんの手を引いて、屋台の連なる方へと足を向けた
.
お祭り�� 〔 土方十四郎 〕→←おばけ〔 坂田銀時 〕gin様ﾘｸ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 972人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
