そのままのキミ�◆� 志村新八 〕智秋様ﾘｸ ページ18
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人通りの多い朝。
真っ直ぐに万事屋に向かう私を
「 ゆきさん 」
誰かが引き止める。
振り返れば、
女の子に囲まれた、背の高い眼鏡の男性。
その整った顔に似合う低い声に呼び止められた。
『 えっと.. どちら様でしょうか 』
ホスト関係の人 ？
そっち方面に知り合いはいないはず..
「 ..新八です 」
「 万事屋の 、志村新八 」
『 えっ.. 』
ぇええええええ!?
---
『 昨日のケガに使った薬で、五年後の姿になってる !?』
隣を歩く大人びた新八くんに向かって叫ぶ。
びっくりしちゃいますよねなんて控えめに笑う新八くん。
銀さんに適当に塗られた薬が成長を促進させる効果があったらしく、
どうやらその薬を五年分塗ったらしい。塗りすぎですよ..
「 あの！ モデルかなにかされてる方ですか？」
「 いやっ、僕はそのっ.. 」
行く先々で女の子に声をかけられる新八くんは、確かに別人のようだけど
喋り方とか仕草とか、やっぱり新八くんだなぁって。
「 戻る方法もあるんですよ 」
「 ..でも、 このままでもいいかなって 」
進む足を止めずに隣を見れば、頬をかく照れた顔。
「 みんなも こっちの方がいいんじゃないかって 」
「 ゆきさんは 、どう思いますか ？」
曇のないその表情。
『 5年前も5年後も、新八くんは新八くんだよ 』
でも..
『 でも今は 、5年前の新八くんに会いたいな 』
「 で、でもこっちの方が良くないですか ？容姿とか..女の子にめちゃくちゃ声掛けられるし.. これならゆきさんの隣を堂々と歩けるし.. 」
「 なによりも___ 」
「 １人でも 、貴女を守ることができるんだ 。」
私を真っ直ぐに見つめる瞳。
純粋なその瞳は、彼そのものを表していた。
そんなキミが愛しくて。
いつもより高い、その頬を撫でた。
『 蹴られたって殴られたって
震えるその身で私を守ってくれたのは 、
...私の初恋相手は、
紛れもない。５年前の新八くんなんだよ 』
「 ｯ !! 」
大きく目を開く新八くんは、
「 ほんとうに..僕は貴女がｯ 」
頬に置かれた私の手を優しく握った。
「 愛しくて仕方がない __ 」
伝う涙が熱を持ち、
優しく微笑むキミを綺麗に飾った。
『 ５年前で待ってるね 』
- そのままのキミ 〔 志村新八 〕END -
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いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
