6話 ページ8
順々に見ていくうちリコさんが一人の男子生徒の前で足を止めた。
「…なんだよ?つか寒みーんだけど」
リコさんが見たことのない天賦の才をもった火神くん
私には数値とかは分からないけどとりあえず筋肉が凄い
「カントク!いつまでボーッとしてんだよ!」
日向さんから声を掛けられリコさんははっと我に帰ったようだった
「ごめんっっ!で、えっと……」
「全員視たっしょ。アイツでラスト」
「あっそう?…れ?………黒子君てこの中いる?」
「あ!そうだ、帝光中の…」
「え!?帝光ってあの帝光!?」
「黒子!黒子いるー!?」
黒子は影薄いって話だけど気を付ければ見えると思うんだけどなぁ
ほんとに見えないんだ
これも転生補正ってやつかな
「今日は休みみたいね。いーよじゃあ練習始めよう!」
「先輩、黒子くんらしき人ならずっとここにいてますけど……」
「え?」
「…スミマセン。黒子はボクです」
目の前にいたのは水色の髪をした少年だった。
「きゃぁぁあ!?」
「うわぁ何?……うおっっっ!?ダレ?」
「いつからいたの!?」
「最初からいました」
「ウソォ‼?」
「ほんとですよ、彼普通に並んでたので」
「…え?じゃあつまりコイツが!?『キセキの世代』の!?」
「まさかレギュラーじゃ…」
「それはねーだろ。ねえ黒子君」
「…?試合には出てましたけど…」
「だよなー…うん?」
「え?…え!?」
「「「え"え"ええ〜〜〜〜!?」
強そうな感じ、しないもんね
「ちょっ…シャツ脱いで!!」
シャツを脱いだ黒子の体を視たリコさんはすごく驚いている
ぬふふ、黒子の才能は“そこ”じゃないんだよなぁ
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作者名:雷斗 | 作成日時:2020年7月15日 1時