5話 ページ7
数日後の体育館___
「よーし 全員揃ったなー。一年はそっちな」
体育館では一年生が集められていた。
「なあ、あのマネージャー可愛くねー?」
「二年だろ?けど確かに!もうちょい色気があれば…」
と隅にいる女子生徒を見て一部の男子生徒が話している
カントクさんだよ〜言わんけど
「だアホー違うよ!」
「ぁいて!」
メガネを掛けた人もとい日向先輩が2人の頭をグーで殴る。
ざまぁ^^
「男子バスケ部カントク、相田リコです。よろしく!!」
「「「「「ええ〜!??カントク!?」」」」」
まさかの事実に驚愕する一年生。
そうだよね、初見は割とびっくりするよね、わかる
「(あっちじゃねーの!?)」
「ありゃ顧問の武田センセだ。見てるだけ」
「(マジかよ!?)」
「(てかアリなの!?)」
「ちなみに新マネージャーならいるわよ、挨拶して」
そう言われ、後ろの方で控えていた私は大きな声で挨拶をした。
「今日からマネージャーをさせていただきます、花宮Aです。マネージャー経験もありますし、元運動部ですので役に立てると思います!よろしくお願いします。」
するとざわざわとうるさくなる一年。
(え、可愛くね?)
(胸でか!あの女監督と大違いじゃん)
聞こえてる聞こえてる
てか横でリコさん鬼になってるよそこの君
あ、殴られた
「これで彼女の紹介はおしまいね。よしっ、……じゃあまずはシャツを脱げ!!」
「「「「「え"え"え"〜!!?なんで!?」」」
しぶしぶというように一年生は上半身裸になる。
「………」
「なんだコレ……」
戸惑いながらも1列に並ぶ一年。
ゆっくりと歩きながら食い入るようにじーっと見ていくリコさん
「キミ、ちょっと瞬発力弱いね。反復横とび50回/20secぐらいでしょ?バスケやるならもうチョイほしいな。キミは体カタイ。フロ上がりに柔軟して!キミは…」
「マジ…!?合ってる…」
「どゆこと!?」
「てか体見ただけで…?」
ズバズバ言い当てられて呆然とする一年。
「彼女の父親はスポーツトレーナーなんだよ。データをとってトレーニングメニューを作る。毎日その仕事場で肉体とデータを見続けてる内についた特技。体格を見れば彼女の眼には身体能力が全て数値で見える」
呆然としている一年に対し、日向が説明をする。
しかし身体能力すべて数値でってめっちゃ凄すぎるよね……
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雷斗 | 作成日時:2020年7月15日 1時