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「ねえ、母さん…。あの気持ち悪いの、何?」


「え…?ごめんね、どれのこと?」


「だから、あれだよ、あの黒い一つ目の…」


「…ごめんね、お母さんには見えないわ…。
でも、大丈夫よ。お母さんは___の味方だからね。」



嘘つき




「アイツ、幽霊が見えるんだって。」


「えー?なにそれ、きもーい!」



「僕たちは、___の味方だからな!!」


「そうそう。」


「だから、私たちのこと頼ってよ。ね?」



嘘つき







「あなた…。あの子が変なものが見えるって…。」


「またか…。そろそろ病院に連れていった方がいいんじゃないか?」




「ねえ、アイツキモくない?」


「分かる。だって味方って言ったときから俺らに話しかけてくるもんな。」


「それ。ほんとに無理だよな。」




みんな、嘘つきだ。
信用なんて…出来ない。



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作者名:fubuki | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel  
作成日時:2021年2月28日 21時

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