〜シェアハウスの日常記録帳〜

早速DMが来た！ fubuki(吹雪咲彩) ページ4

ｶﾀｶﾀｶﾀ…………

暗くとても静かな部屋で鳴り響くキーボードをたたく音。

そんな空間でﾋﾟｺﾝ!とスマホから通知の音がきた。

私はそこで一旦目をスマホに向け、キーボードから手を離す。

何かな…？と思い通知を見てみるとどうやらTwitterのDMらしい。

依頼か？そう思い通知を開く。


桜雨。DM失礼致します、初めまして、歌い手の桜雨。と申します。今回はシェアハウスに参加したくDMさせていただきました。返信お待ちしております。


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カランコエ初めまして。歌い手の『カランコエ』と言います。


カランコエ先程のツイート内容のシェアハウスに参加させていただけないでしょうか?


カランコエお返事お待ちしております。


シェアハウス？なんのことだ？と仕事脳になった時のいつもの数倍回転が早くなった脳で思い出す。

自慢ではないが、私は普通の人と記憶保持能力がかけ離れている。

なんなら10年前の今日ごろのご飯をも思い出せるほどだ。

………まあ、人はこの驚異的な力を“瞬間記憶能力”…………別名“カメラアイ”といい、羨ましがる。

……私はこれのせいで、何度もい.じめられ、虐.待もされたというのに。

とまあ、余談はこれくらいにしよう。


「……あ！あれだ！シェアハの募集してたんだ…！」


忘れちゃいけないことを忘れてたよ私…！！

そう思いながら早めにDMを返す。


甘美はじめまして、歌い手をしております、花吹雪です!


甘美シェアハウスの件ですね、もちろんいいですよ!


よし、送信…！

これをもう一つのところにも送って……と！

よし、完了だ！


………今考えれば文字を打って終わった後の送信を押す前に確認しとけばよかったんだ。

そしたらあんな間違い、しなかったのに。

返信が来た！！　ふらん→←シェアハウス。　白秋

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