「心配」【幕末原田左之助】 甘々 *九州男児様* ページ26
原田side
俺は海辺に来ていた
俺の嫁、Aを迎えに行くために
左之助「A」
俺が名前を呼ぶと、浜辺に腰を下ろしていた
Aは俺の方を振り返った
貴方『原田さん……』
微笑むAの隣に俺は腰を下ろした
貴方『原田さんもいらっしゃったんですね』
左之助「ばーか、お前を迎えに来たんだよ」
貴方『あ、ごめんなさい』
そう言ってAは苦笑いした
左之助「ていうか、また名字で呼んだだろ」
俺がそう言うとAはハッとしたように
口元に手を当てた
貴方『ごめんなさい、えっと、左之助さん……』
Aは頬を染めながら俺の名を呼んだ
俺は我慢できずにAの額に接吻をした
貴方『左之助さん……』
Aは額に手を当ててアタフタしてる
そんな姿も愛おしく思え、また接吻したい衝動に駆られたが
ここは我慢だ…！
左之助「さ、早く家に戻るぞ」
そう言って俺は手を差し出した
貴方『もうですか？』
左之助「あぁ、海風は体に悪い」
貴方『……わかりました』
Aはしぶしぶと俺の手を握って立ち上がった
そして俺たちは歩き出した
Aは昔から体が弱く、屯所にいた頃も
幾度か体を壊していた
今は空気が綺麗な所へ住んでいる
静で綺麗でいいところだ――
貴方『ｺﾎｯｺﾎｯ……』
左之助「おい、大丈夫か？」
Aが咳をしながらうずくまった
俺は背中をさする
貴方『ご、めんなさ、い…』
左之助「俺のことはいいから、大丈夫か…？」
貴方『はい……』
Aは弱々しく笑った
Aがフラフラと立ち上がったとき俺はAを抱き上げた
貴方『キャッ…左之助さん！？』
左之助「俺が連れて行ってやるよ」
貴方『そ、そんな、いいですよ』
左之助「遠慮すんなよ」
貴方『遠慮とか、そーいうのじゃ…』
俺はかまわず歩き出した
俺が歩き出すとAも観念したように
俺の首にギュッとしがみついた
少し、ゆっくり歩くか―――
(いつも左之助さんは強引です…)
(Aはいっつも勝手だ)
(うぅ、ごめんなさい)
(泣きそうになんなよ！ま、お互い様だろ？)
『いつもいつも俺や他人の心配ばかりでもっと自分を大事にしろよ
まぁ、そんなところも含めて好きになったのは本当だ
お前が俺を心配してくれるように俺もお前を”心配”してるんだ
お前に負けないくらいな……』
「後悔」【幕末沖田総司】 切甘 *秋音様*→←「変わらない」【幕末斎藤一】 ちょい激甘？ *瑞希様*
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雛月のえる(プロフ) - 遅くなっても構わないので、私もリク良いですか？ (2015年4月3日 10時) (
レス) id: fc66cd23d2 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 了解です！リクありがとうございます！ (2015年3月17日 16時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - じゃあ、総司で。主人公は芸子で駆け落ちして屯所に連れ帰るみたいな感じがいいです!! (2015年3月12日 18時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 最近放置気味なので遅くなりますが・・・。それでも大丈夫ならお願いします！ (2015年3月8日 18時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - リクいいですか? (2015年3月7日 13時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろく | 作成日時：2013年7月13日 18時
