「忘れるな」 ２ ページ24
貴方side
貴方『ただいま、戻りました』
私が風間さんに声をかけても返事はない
あれ…？
貴方『風間さん…？』
私が風間さんの肩に手を伸ばすとその腕を強く引っ張られた
そして風間さんに抱きしめられる形となった
貴方『風間さん…？』
千景「貴様、約束を破っただろう？」
貴方『え…』
千景「あいつと会ったな？」
貴方『あの…』
風間さんは私の言葉を聞かずにどんどん質問してくる
千景「土方と会ったな？」
貴方『…はい…』
千景「貴様は鬼であろう、何故約束を守れない』
貴方『…ごめんなさい』
私が謝ると風間さんはため息を一回つくと
私にグッと顔を近づけてきた
千景「…本当に悪いと思うのか？」
貴方『…はい、本当にごめんなさい』
千景「なら約束を破った罰も受けるか？」
私は一瞬固まってしまったが覚悟を決めた
貴方『…はい』
そうすると、風間さんはフッと笑った
――――
千景side
Aの目は覚悟を決めた目だった
美しい…
千景「ならば罰を言おう…」
Aはコクンと首を縦に振った
千景「罰は……
俺と祝言を上げることだ」
貴方『…え』
Aは顔を真っ赤にしてそう小さく呟いた
千景「罰を受けるのだろう…？」
貴方『…あの、それでいいんですか？』
千景「罰ではないと言いたいのか？』
貴方『……はい』
Aは消え入りそうな声でそう呟いた
ちゅっ
千景「しかし、俺と祝言を上げたからにはアイツらとは絶対に会わせはしない。
そして俺から離れることを許さない
わかったな？」
貴方『大丈夫ですよ』
千景「アイツらの誘いは必ず断れ。優柔不断にもほどがある」
貴方『…ごめんなさい』
千景「いいか、俺を嫉妬させる女は貴様だけだ
―――誇りに思え」
貴方『…はい…』
そう言うと、Aは優しく微笑んだ
(で、いつ祝言をあげる？)
(いつがいいですか？)
(明日にでもするか？)
(…心の準備が…)
(そんなものはいらん)
(ええぇ……)
『貴様は正式に我が妻となった
そのことを忘れるな・・・
貴様の夫は俺であり、貴様の傍にいるのも俺だ
決して、紛い物どもではない
”忘れるな”』
「変わらない」【幕末斎藤一】 ちょい激甘？ *瑞希様*→←「忘れるな」【幕末風間千景】 嫉妬 *闇夜様*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛月のえる(プロフ) - 遅くなっても構わないので、私もリク良いですか？ (2015年4月3日 10時) (
レス) id: fc66cd23d2 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 了解です！リクありがとうございます！ (2015年3月17日 16時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - じゃあ、総司で。主人公は芸子で駆け落ちして屯所に連れ帰るみたいな感じがいいです!! (2015年3月12日 18時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 最近放置気味なので遅くなりますが・・・。それでも大丈夫ならお願いします！ (2015年3月8日 18時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - リクいいですか? (2015年3月7日 13時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みろく | 作成日時：2013年7月13日 18時
