「笑顔」【幕末風間千景】 甘々 *咲乱様* ページ18
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花魁用語
・遣手(やりて)…遊女屋全体の遊女を管理・教育、客や当主、遊女との間の仲介役
・太夫(たゆう)…高級遊女。吉原でもわずかな人数しかいなかった
・身請(みうけ)…花魁に限らないが、客が遊女の身代金や借金を支払って勤めを終えさせること
・廓言葉(くるわことば)…遊女達は全国から集められており、
訛りを隠すために「〜ありんす」など独特の言葉を使っていた
・心中立て(しんじゅうだて)…男女が愛情の不変を誓い合う旨を証拠立てること
頑張って調べました！
―――――
千景side
――吉原――
俺は今、吉原に来ている
ある一人の女に会うために…
千景「Aはいるか？」
遣手「おや風間さん、毎度おおきに…ささ、こちらへ」
俺は吉原へ来ては同じ部屋に通され、同じ女を待つ
待つ間俺は窓際で月を眺める
しばらくして
貴方『失礼いたしんす』
千景「入れ」
貴方『Aでありんす、よしなに…』
そう言うと頭を上げ、微笑んだ
俺を見るとAは俺の元へ駆け寄ってきた
貴方『千景はん、来てくれはったんですね』
千景「それほどまでに嬉しいか」
貴方『はい』
そしてまた微笑んだ
―――A太夫―――
その美しさは天女にも勝るとも言われ、まさに傾国の美姫
”傾城”
数多の高官が我が物にしようと大金を叩いてきたが
思いを遂げることは誰一人としてできなかった
俺も他の人間と同じくこの女を好いている
だが、俺はAに思いを告げようとは思わない
貴方『千景はん？』
何度もAを身請しようとしたが、それは成せなかった
今は俺に酌をしてくれ、話をするだけでいい
千景「満月まであと少しだな」
貴方『千景はんは月が似合いんすねぇ』
千景「何故そう思う」
貴方『月明かりに照らされている千景はんはほんに美しい』
そう言って目を閉じるAの顎を持ち上げた
千景「貴様も月明かりが似合う…美しい」
貴方『千景はん…』
千景「さすがは天下のA太夫と言ったところか…」
俺がそう言うとAは目を伏せた
千景「どうかしたのか…？」
貴方『たぶん今日が最後のお座敷に…』
千景「何故だ…」
そう言うとAは悲しそうに微笑み
説明し始めた――――
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雛月のえる(プロフ) - 遅くなっても構わないので、私もリク良いですか？ (2015年4月3日 10時) (
レス) id: fc66cd23d2 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 了解です！リクありがとうございます！ (2015年3月17日 16時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - じゃあ、総司で。主人公は芸子で駆け落ちして屯所に連れ帰るみたいな感じがいいです!! (2015年3月12日 18時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 最近放置気味なので遅くなりますが・・・。それでも大丈夫ならお願いします！ (2015年3月8日 18時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - リクいいですか? (2015年3月7日 13時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろく | 作成日時：2013年7月13日 18時
