【第五章】 ページ6
それから十分くらい経つだろう。
Aはまだまだ進んでいく。
Aの後をつけている総司と斎藤は全くどこに向かっているのかわからない状況だった。
そう思っていたら急にAが立ち止まった。
Aが止まった場所は京の町にある神社だった。
一体ここで誰と待ち合わせしているのだろうか?
そう心の中で総司と斎藤は思った。
けど一方に誰も来る気配はない。
どんどん疑問だらけになっていた。
すると、Aは神社の建物の中に入っていった。
A「神様…どうかおねがいします。労咳を治してください。みんなに迷惑かけることなく隊務をしたいんです。私の願いはこの他にありません。最近どんどん酷くなっていつ死ぬのかわからない状況なんです…。どうか私の願いを聞いてください。お願いします…。」
建物の中に入っていったAはいきなりしゃがみこんで建物の中にある像にお願いごとをしだしたのだ。
それは自分の病気を治してほしいという願いだった。
総司「A…少しずつ良くなっているって思ってたのに実際は…全然良くなってなかったんだ。」
総司はAの労咳が少しずつ治ってきているものだと思っていたのだ。
現実を目の当たりにしてショックであまり言葉が出らなかった。
斎藤「たぶん、俺らに迷惑かけまいと思い黙っていたんだろうな。あいつはそういう性格だからな。」
斎藤はなんとなくAの気持ちがわかる気がしていた。
その後Aは神社を出て屯所に帰っていった。
総司と斎藤は今日のことはAにもほかのみんなにも内緒にしておこうと思ったのだった。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりです。ネーム変えました。涙が〜。続き楽しみです。 (2015年7月4日 19時) (レス) id: 1691f9618d (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん - 何回読んでも泣けてきます。続きは読めないのですかー (2013年12月21日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
彩りんご - 泣きそうになりました!私も小説連載しているのですが、こんな感動のお話書いたことがありません・・・。すばらしかったです。そしてふざけていますが、もし良かったら見てください! (2013年10月24日 21時) (レス) id: 6a39768673 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - や〜ん。主人公悲しいです。斉藤さんに手紙を渡して…。この先が早く読みたいですが…少し怖いです。 (2013年10月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 早速読みましたーこっちも大好きですー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ | 作成日時:2013年9月1日 11時