大丈夫だよ、大丈夫

第001句 ページ3

初めまして、黒宮Aでぇ〜す。

...で、なんで......









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｢毎日つきまとうのぉぉぉぉぉ！！！！｣

｢かるた部入ってぇえええええええええ！！！！！｣

嘘でしょ！？私ちゃんと断ったよね！？！？

つーか足速いよ！！！！



｢ハー...ハー...私...運動オンチだから...もう...走れないのだけど....。｣

｢じゃあ、かるた部入って！！

もしくは見学だけでも！！！｣

えー...関係なくない？



｢おい千早、嫌がるやつ無理に誘う必要ないだろ。｣

｢そーそー、千早ちゃん諦めてよ。

私に競技かるた？なんてムリだよ〜。｣

｢ムリじゃない！！

私は、Aちゃんとかるたしたいの！！｣

...私と？

.....私、かるたなんて小学生以来やったことないんですけど。

正直なところ、やれる気がしない...。



でも千早ちゃんしつこいな...。

いや、良い意味で。

なにか手を引いてくれる考えは...


｢じゃあ千早ちゃん、１つ賭けをしよ。

お互いが競ってきちんと身を引く。

私が負けたらかるた部に入る。

もちろん形だけじゃなくて一所懸命やる。

私が勝ったら、私はかるた部には入らないし今後その話はなし。

これでいい？｣

千早ちゃんの顔がパァッと明るくなる。

対照的に太一の表情は暗くなったけど。

｢内容は千早ちゃんきめていいよ。

この賭け持ち出したのは私だし。｣

...出会って僅かな千早ちゃんだけど、この子がまっすぐな子なのはもうわかった。

だからきっと。



｢じゃあ私とかるたしよう！！｣



そう来ると思った。

｢な！？おい千早！？

それはどう考えたってAに不利っ｣

｢いいよ。｣

かるたを大好きな千早ちゃん。

かるたのことしか見えてないよね。

｢かるたのルール覚えるのに、今日は部活見させてね！｣





でも、好きな分負けた時つらいよ？

しかも全然興味ないヤツに、ね。

あーあ私...性格悪いな、アハッ。

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