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第8話 鬼の目 ページ10

今日は幕府の蘭方医が来る日だ。

内密の話があるということで、俺と総悟と近藤さん____そして、Aで対応する予定だ。

(A)「やーいやーい、総悟のバーカ。」

(総悟)「待ちやがれ!クソA!!」

...お偉いさんが来るってのに...。

(十四郎)「お前ら、いい加減にしろ!!

客の前でもそうするつもりか!!」

(A)「いやー、何言ってんの十四郎。

ちゃんとするよ、客の前では。」

...ぜってー嘘だ。

前、将軍の時もこのままだったし。

(女中)「皆さん、客人がいらっしゃいました。」

きちまったよー。

まだキャッキャ言ってるし。

ハァー、腹くくるしかねーか。





.




そんな俺の覚悟をぶち壊すように。





(?)「雪村...綱道と申します。

こちらは娘の千鶴です。」

この2人の姿を見た瞬間、Aの目から光は消え、表情は冷たくなり、その瞳はまるで"鬼"のよう。

一言も発しなくなった。

Aの変化に俺達はただ唖然とするしかなかった。

なんでもAがここまで警戒心を高めたのは初めてなのだ。

綱道とかいうやつの後ろにいる娘も気になる。

死んだような目をして、袴を着ている。

女なのに袴だぞ?

(綱道)「あぁ、娘の服装については気にしないで下さい。

最近の江戸は物騒だと聞いたので、念のためですよ。」

...よく考えたな。

でもそいつ、よく見たら女にしか見えねーぞ。

(A)「....雪村さん、本題の方を伺ってもよろしいでしょうか。」

冷たく低い声。

本当にこいつは....Aなのか?

綱道は少し目を見開いたが、すぐにニヤリと笑い話し出す。

(綱道)「今日のお話はこちらです。」

目の前に出された赤い液体は、俺達には不気味としか言えなかった。








【宵が更けたら 何をして遊びましょう】

【鬼ごっこはいかがじゃろ】

【鬼ばかりじゃ遊べやせん】

第9録 繰り返し→←第7憶 声のカタチ



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美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(/ _ ; )そう言ってもらえて、幸せです!!! (2015年4月23日 21時) (レス) id: 8b3a69b151 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 頑張ってください!これを読むのはすごい楽しいです! (2015年4月22日 22時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます!!更新不定期ですが、頑張っていきます!! (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - バリーさん» はい!その歌詞も入ってます!!いろいろ歌詞混じってるので、よかったら調べてみてくださいw 私の好きな曲ばかりですがwww (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 作中の決戦の刻良かったです!更新楽しみにまってます! (2015年4月20日 0時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美羽姫 | 作成日時:2015年2月22日 21時

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