千年桜の光と罪

第7憶 声のカタチ ページ9

今日もまた、俺たち万事屋はのんびり過ごしていた。

(新八)「なんだか外が騒がしいですね。」

急に賑やかになった外。

...この声は...。

(銀時)「真選組んとこの、うるせー女中じゃねーか？」

(神楽)「Aアルか？」

この無駄に高く、響く声は間違いねぇ。

(A)「ここにいるのはマダオとメガネと大食い娘なんていう役に立ちそうにない奴等ですけど。」

その後、俺達はいつの間にか外に出て、Aを殴っていた。





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(A)「で、３人とヨウさんの説明が終わったところで...。

なんで私が来てるってわかったの？」

(銀時)「そりゃオメーのうるせー声が聞こえたからに決まってんだろ。」

(A)「な！私の声は根っからの癒しボイスです！！」

...癒し？...どこが？っていうか。

(銀時)「お前アニメ出ないじゃん。

誰だよ、お前。」

(A)「聞いて驚くな！"花澤香菜"さんでーす！」

(新八)「やめろー！！花澤さんに何をさせるんだ！！！！！」

(神楽)「さすがにやめとけネ。花澤さんが汚れるネ。」

そうだぞー。それになぁー、よーく考えてみろ。

(銀時)「俺の中の杉田さんがいるのに、花澤さんはマズイだろ。

花澤さんのちょっとカッコイイ系の声やってみ？

杉田さんヤベーよ。」

(A)「...うん、そうだね。

私は花澤さんのような人にしとくよ。

...でもヨウさんは絶対、沢城さん。」

(銀、神、新)「「「あーーーーウン。」」」

ってな感じで声優きまったけど。

ホント、スイマセンね。






でもま、Aの周りはいつも笑顔しかねーよな。

あいつ自身も、周りも。




【街明かり照らした】

【賑やかな笑い声と】

【路地裏の足跡】

【伝えた想いは】

【どれだけ届いたんだろう】

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