第21章 初めて見せる表情は ページ23
Aが牢屋に入れられて、約１ヶ月がたった。
今日はAの釈放日なのだ。
Aは結局、何も吐かなかった。
否、吐けなかったのかもしれない。
釈放と言っても勿論、部屋での謹慎だ。
部屋も今までの部屋とは違い、隔離されたように離された奥の部屋。
そこから最低限、出ることは許されない。
牢屋から出ても、周りから見たらよっぽどこちらのほうが地獄に見える。
何故なら今まで牢屋に入っていた事により、体へのダメージをAに与える事は誰にもできないことだったのだ。
しかし今は毎日の暴力と暴言。
だけどAは笑っている。
嫌味や泣き言、反論なども全くせずにだ。
それに付け込んで、やって来る隊士は増えるばかり。
そんなある日______。
.
.
1人の隊士がAの部屋から1冊の本を見つけた。
(隊士1)「"新選組鬼録"...？
なんだこれ、真選組のパクリじゃねーか。」
(隊士2)「しかもこれ、すげー昔の時代っぽいぞ。
刀1つで戦ってるんだとさ。」
(隊士3)「副長や隊長たちに似てる名前だし。」
(隊士4)「ブッ...見ろよこれ！
最後全員死んだ記録だぞ！
刀しか武器ねぇから...ﾊｯ笑えてくるぜ。」
(隊士5)「そりゃそうだよ。
著作名、こいつと同じ名前の"A"だぞ？
名字"信道"だけど。」
(隊士6)「新選組だかなんだか知らねーけど、こんな弱っちいんじゃ死んで当然だよな。」
ドカンッ
何人かの隊士が吹き飛んだ。
(A)「....。」
いつもの雰囲気とは全く違うAに吹き飛ばされたのだ。
(A)「...に...な。」
(隊士7)「ヒッ！！」
一歩一歩、残りの隊士達に近づいていく。
(A)「何も...知らないくせに...。
新選組を...みんなをバカにすんな！！！！」
その言葉でAは隊士たちに殴りかかった。
【「僕ら」の「夢」が儚いと言われようとも】
【それを止める理由にはならない】
【もしもソレが嘘や偽りだとしても】
【ソレが「真実」に変わるまで】
【僕らは謳う】
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美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(/ _ ; )そう言ってもらえて、幸せです！！！ (2015年4月23日 21時) (
レス) id: 8b3a69b151 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 頑張ってください！これを読むのはすごい楽しいです！ (2015年4月22日 22時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます！！更新不定期ですが、頑張っていきます！！ (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - バリーさん» はい！その歌詞も入ってます！！いろいろ歌詞混じってるので、よかったら調べてみてくださいw 私の好きな曲ばかりですがwww (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 作中の決戦の刻良かったです！更新楽しみにまってます！ (2015年4月20日 0時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美羽姫 | 作成日時：2015年2月22日 21時
