第1章 笑顔のシルシ ページ3
今から約4年前______。
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(?)「...スウッ...みんなっ
おっきろーーーーーーーーー!!!!!!!」
(全員)「「「「うわっ!?」」」」
屯所全体に響きわたる、地面も揺れそうなほどの大きな声。
(十四郎)「おいっ!もっとちゃんとした起こし方できねーのか!
______A!!!」
声を発した"A"と呼ばれた少女はニイッと口元を上げ、イタズラっ子のような表情を見せる。
泣く子も黙る鬼副長にこんなことができる女子供はそうはいない。
天道 A(16)。
(A)「だって、フツーの起こし方じゃみんな起きないんだもんっ!
バカ十四郎!!!」
(十四郎)「なっ...バカってなんだ!!
そして十四郎じゃなくて"土方さん"って呼べっつったろ!!あと敬語!!
お前、一応女中だろーが!!!」
(A)「いやですよーー!!」
Aは着物でありながら、スタスタと逃げる。
起こし方は違うが、このやり取りは毎日なのである。
ドンッ
(A)「アイタタ...ごめんなs...。」
走っていると曲がり角で誰かにぶつかって
しまったらしい。
だがその人物を見てAの顔色はみるみる悪くなる。
(A)「そ...総悟。お...おはようござおまーす...。」
(総悟)「おいテメェ。おはようじゃねーよ。
朝からうるせーし、なんだィ総悟って...
"総悟様"だろゥ?」
沖田はAの頭を指で押さえる。
(A)「イタイイタイ!!
地面にめり込む!!!」
(総悟)「大丈夫でさァ。
人は簡単にはめり込まねェぜ。」
Aの唯一の天敵が沖田総悟。
でも実は、一番仲が良かったりする。
(勲)「今日も賑やかだな!うん!!」
(隊士1)「...今日は俺ら、Aちゃんにどんなイタズラされんだろ...。」
(隊士2)「...命が続くことだけ願っとこう。」
みんなため息をついているが、すぐに笑顔に変わる。
今日もAのまわりは『笑顔』でいっぱいだ。
【一つ一つ大きな】
【できるだけ多くの】
【笑顔咲かせようとたくらむ】
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美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(/ _ ; )そう言ってもらえて、幸せです!!! (2015年4月23日 21時) (レス) id: 8b3a69b151 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 頑張ってください!これを読むのはすごい楽しいです! (2015年4月22日 22時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます!!更新不定期ですが、頑張っていきます!! (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
美羽姫(プロフ) - バリーさん» はい!その歌詞も入ってます!!いろいろ歌詞混じってるので、よかったら調べてみてくださいw 私の好きな曲ばかりですがwww (2015年4月22日 0時) (レス) id: ed5fbc4834 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 作中の決戦の刻良かったです!更新楽しみにまってます! (2015年4月20日 0時) (レス) id: 34d44317de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美羽姫 | 作成日時:2015年2月22日 21時