千年桜の光と罪

第18章 壊れる前夜 ページ20

御用改めから帰ってきた真選組の姿は_______







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あまりにも悲惨だった。

ほぼ全員が何処かにケガをしている状態。

命の危険がある人物は既に病院へ移ったが、人数が多すぎるため、ほとんどの隊士が屯所で手当を受けている状態だ。

(総悟)「っ...！」

(A)「あっ...ごめん、痛かった？」

(総悟)「大丈夫でさァ...。」

それは沖田たちも例外ではなく、他の隊士たちよりマシだとはいえ、ひどい傷だった。

何故、こんなことになったのかというと____。


(十四郎)「...こっちの情報が全て漏れていた。」

(A)「情報が...全部.....？」

真選組の行動から、何から何まで漏れていたらしい。

それも、ヨウの発言ではなく、ヨウが捕まる前から。

それすなわち、誰かが真選組を売ったということ。

ほぼ無傷なヨウだが、精神的ショックが大きい為病院へ運び、山崎が状況を聞きに行った。

そして先程、土方に山崎から驚くべき情報が入ってきたのである。

それは既に、近藤に伝達済みだ。

その事実を知ってか、近藤の顔色が悪い。

土方も信じられないが、真選組の副長として『犯人がわかった』と思っていた。

嬉しいような、複雑のような、よくわからない気持ちだが。

(十四郎)「全員に告ぐ！

情報を漏らした奴が絞れた！！

明日、会議を開く！

.....女中もな。」

(女中1)「女中も....ですか？」

いつも女中はAだけが会議に参加する。

女中もと言われるのは初めてのことで、妙な雰囲気が漂う。


(十四郎)「あぁ。頼んだぞ。

今日は手当して休め、解散！！




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...総悟、お前は後で局長室へ来い。」



_____明日、全てが壊れる。




【この指止まれ】

【私の指に】

【この指ごと】

【連れてってあげる】

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