【名探偵コナン】 その瞳が捉えるものは

2話 ページ3

[おーい！！聞こえてるー？おーい！！！！]


誰……？私は……亡くなったんじゃなかったのかな


[安心して、君はもう亡くなってるから]

『！！……ではやはりあの時私は……というか、ここは一体？』


辺り一面真っ白な世界だった
それに対して私の体は赤で染まっていた
これは、血かな？


[君にはね、幸せになって欲しいんだ！自分の命と引き換えに男の子を助けたからね！]

『失礼ですが、私以外にも同じことをした方は沢山いるのでは……』

[あーもー、そうゆうことはいいんだよ！！君はその目を持ったがために今まで辛かったんだから！しあわせになってほしいんだよぉぉぁ]


あ、泣き出した
見るからに容姿は男の子だけど…………


『分かりましたから、泣かないでください。で、私はどうすれば？』

[あっ、それはねー]


立ち直り早いですね！？


[立ち直り早くて悪かったね！！君は名探偵コナンの世界で第2の人生を歩んで欲しいんだ！]


心を読むとは……老後を迎えたくはないのですが……


[老後ではなくて！！転生をして欲しいんだ！！]

『転生……ですか？……まぁ、はい分かりました』

[本当に？ありがとう！！出てくる人達をどうするかは君自身で決めてね！助けるもいいし、見捨てるでもいい]


ということは、助ける助けないは私次第か……


『分かりました、いつでもどうぞ』

[じゃあ、どの家へ生まれ変わるかはお楽しみにね！！]


最後の語尾が……
今度の家族は私を忌み嫌わないでくれるかな……


[君に幸あれ！！いってらっしゃい！]


私はまた意識を手放した

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