【名探偵コナン】 その瞳が捉えるものは

1話 ページ2

私が18になろうとする時の春に全てが始まった

その日は車通りも多く、多くの人たちで賑わっていた
どうやら、近くの大型施設で名探偵コナンのイベントがあるらしい

『コナン……か……読むのはいつぶりだろう』

確か最後に見たのは、中学の時かな？
ふと我に返ると聞きなれた脳裏に鮮明とこびりつき、嫌な記憶を思い出させる声が聞こえた

｢お、あれ、Aじゃね？｣

｢そうだ！そうだ！！あの"化け物"だ！！｣

｢変わらず気味の悪い目をしてるなぁ｣

｢コナンのボス的な位置にいる奴ににてねぇか？｣

｢あーラム……だっけ？……正しく化け物じゃねぇか！！｣

あの人たちはいつもそうだ
昔も今も会う度に言ってくるんだから

｢おい！！！無視すんなって！！｣

｢キャー！！｣

その時女性の叫び声が上がり、視界の片隅にある親子が映った
それを見た瞬間、反射的に体が動いていた

『坊や、危ない！！！！』

ｷｷｰｯ……ﾄﾞｼｬ

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