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動いた歯車 ページ7

ハクside

なんとなくで、あのトンネルへ行ってみた。


なんとなく、不思議な予感がした。



何か懐かしいような。



ただ、会ってはいけないような。


そんな不思議な予感が。


そう思った矢先、


「ハク！」


私の名を呼ぶ声がした。


懐かしいあの声は、


「千尋！？」


お互い駆け寄るはずだった。



ただ、私は千尋ではなく、別の人物に目がいっていた。



そう、私の好きな人。



でも、そのことで千尋を傷つけるとは思わなかった。

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作者名：ハク | 作成日時：2015年11月10日 19時

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