ワルイコオシオキ（noside） ページ24
「ねぇまじでやんの！？」
「あぁ……あんなバケモンでも所詮は生徒。どんなカラクリだったかしらねぇが大人の恐ろしさを教えてやんよ……！」
真夜中のNRC
そこに魔法が使えるバカ者七人衆が下卑た野望を引っさげて潜伏していた
勿論不法侵入
しかしどこで手に入れたのか気配の完全遮断とかいうクソ魔法薬を用いてすんなりとオクタヴィネル寮内へと侵入した
彼等の目的は怖がらせ専門ブースでの恐怖体験を食らわせてきた恨みを晴らすこと
まぁ何という逆恨み、エレメンタリースクールのおこちゃまでも理不尽だと理解できる
奴らは運営していた生徒の部屋に入ると物色を始めた
「おぉ……いいとこの坊っちゃんか？物珍しいもんいっぱいおいてあるぞ！」
「おい静かにしろ、ベッドで寝てんだから起きちまうだろ。」
ヒソヒソ、ヒソヒソ
彼らは漁る、気づきもせずに
そこに住む生徒はベッドでなど寝ない
「sheeee……」
「ヒッ！？」
男の耳元で何かがなった
かかる生暖かい吐息、凍る背筋
「お、おい、ビビらせんなよ……」
「は？何が？」
「何って……今俺の耳元に息吹きかけただろ！？」
「知らないわよっ！……ヒッ！？」
ふと、グループの一人が乾いた悲鳴を漏らした
「どうした？」
「ぅ、後ろ……」
恐る恐る振り返る
ゆっくり、ゆっくりと
そこには……
「……何もいねぇじゃねぇか。」
何もいない、そこには1つ目のくまちゃんの人形があるだけだ(十分それも不気味だけど)
「これにビビったのか？かわいいやつ。」
「ち、違うわよ！あれは……ぁ……」
「「あ？……ﾋｪｯ！？」」
ふと、女の腕を見る
およそ人のそれではない手が柔肌を握っていた
脚も、首も、顔も……
「ひ、ヒィ！？」
「いやぁ！助け、助けてぇ！」
「こんなん聞いてねぇぞ！」
「お、俺は逃げるぞ！」
「あ、おい！」
男の一人が慌てふためき脱出を試みた
しかし
「あ、あかねぇ！あかねぇよぉ！」
「はぁ！？」
ガチャガチャとドアノブを回すも扉は開かない
そして一人がバッと布団を剥ぐ
ここの住民に助けを求めるためだ
が、しかし
「な……ぁ……」
「おいどうした！？」
「こ、こいつ……し……死……！」
ベッドに横たわっていたのは制服を着た骸骨
彼等は冷静さをもう保てなかった
「ど、どうなって……！」
ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ……ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ……
足音が四方八方から聞こえてくる
「ね、ねぇ……まさか私達が見たあの化物って、ホ、本物っ……」
ＵＲＧＡＡＡ！！！
「「ぎゃあああ！！！」」
言いきる事なく彼らはつんざく悲鳴を寮内に響かせた
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リゼ - またたびはまたさん» 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年9月7日 15時) (
レス) id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年7月27日 8時) (レス) @page35 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - またたびはまたさん» ありがとうございます！励みに頑張りますね！ (2022年6月14日 19時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 3枚目失礼します！これからも更新頑張ってください！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/b/0/ab06fd1e3d0ca81260806a2186d7b3da.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - イラストかけました！文字数制限があるので2,3回に分けてコメントさせていただきます！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/6/1/b6176f6e6f230704bddd05aed4a79b3a.png http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/e/36e1f1aab5fa3f7ed26476f53b74cfb3.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) @page33 id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
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