湿布 ページ20
「それにしてもやっぱ腰痛が酷いな……」
痛む腰をさすりながら僕はブースに向かった
この一週間後にまともに体を休ませていないせいか本当に限外が来ている
回復魔法もあるにはあるがこれ以上魔力は無駄遣いできないし……
「でも今日でラストだ。迷惑かけないためにも頑張らなきゃ！」
自分の両頬をパチンッと叩いて僕はブースの扉を開けた
が、目に飛び込んできた光景に僕は目を丸くした
「えっ！？」
「お、きたきた。」
「おはよぉラドル〜。」
そこには僕と同じトカゲの格好をした先輩達がいた
な、なぜ……？
「先輩方何を！？」
僕が驚いて聞くと先輩達はフっと笑って言った
「ここ数日頑張り過ぎだからな。」
「俺達だって寮長に媚び売りたいしさ？人気者を独り占めってのも生意気だし？まぁちょっと頑張って似せてみたのよ。どう？上手くね？」
「先輩方……」
ニシシッと笑う先輩に僕はまだ少し理解が追いつかなかった
まさか対価を必ず取るオクタヴィネルの生徒が自主的に手伝ってくれるとは思わなかったからだ
……我ながら失礼だな
「まぁそういうわけだ。まだ後輩なんだし頼れるときは頼っとけってこと。」
「対価は手作りカップケーキでいいぜ。」
「あ、ありがとうございます！」
きさくな先輩達に思わず笑みが溢れる
これならある程度分割して仕事に励めそうだ
「さ、ここのブースはお前の管轄だろ？」
「指示を、リーダー。」
「はい、わかりました！では皆さん。今日は子供達をとびきり笑顔にして、オクタヴィネルの株を爆上げしていきましょう！」
「「応！」」
こうして僕らはブースを大いに盛り上げようとその日一日励んだのだった
ーーーーー
「はーい、残念ながらお時間でーす！一週間誠にありがとうございました。お帰りはあちらでーす！」
「ぅぉお……」
「おわっだぁ！」
「先輩方、お疲れ様です。」
ブース終了の時間になり、僕等はどっとその場に座り込んだ
先輩達は汗をダクダク流しながらぜぇはぁ言っていた
「お前すごいな！こんなの一週間ぶっ続けてやってたのかよ！」
「えぇまぁ。」
「よく死ななかったな……俺はもう二度とやりたくないくらい腰が死んでる……あと毛根大丈夫？剥げてない？」
「大丈夫ですよ。腰はこの湿布貼ってください。」
「助かる〜……」
「ラドル俺も〜……」
「はーい、少し待っててくださいね。」
僕は先輩方に湿布を貼ってまわった
まぁ先輩達は皆人魚だしその分疲労も酷いのだろう
「今度またお寿司のカップケーキ作りますね。」
そう言うとワァッとその場が湧いた
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リゼ - またたびはまたさん» 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年9月7日 15時) (
レス) id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年7月27日 8時) (レス) @page35 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - またたびはまたさん» ありがとうございます！励みに頑張りますね！ (2022年6月14日 19時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 3枚目失礼します！これからも更新頑張ってください！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/b/0/ab06fd1e3d0ca81260806a2186d7b3da.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - イラストかけました！文字数制限があるので2,3回に分けてコメントさせていただきます！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/6/1/b6176f6e6f230704bddd05aed4a79b3a.png http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/e/36e1f1aab5fa3f7ed26476f53b74cfb3.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) @page33 id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
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