デューーーーーース！ ページ10
「だからぁ、ルールを守らないマジカメモンスターを俺達が本物のゴーストってことで超ビビらせて二度とこねぇようにすんの！どう？天才的じゃね？」
「……それでどうして僕をお呼びに？」
「はい。脅かし役の指南をラドルさんにお願いしたいんですよ。」
「……それまたどうして？」
「貴方の友人であるデュース・スペードさんが、『怖がらせる事ならプロがいますよ！ラドルはゴーストを怖がらせて追っ払った事があるんです！他にも突っかかってきた先輩を手も出さずに逃げ出させたり……だからあいつにアドバイスが貰えれば確実に相手を怖がらせられます！』と。」
スゥ……
(ﾃﾞｭーーーーーーｽ!)
心の中で絶叫した
何という事を……
そもそもあれはランドールがやったことで……いや2つ目は僕だけどさ！
「そう言う訳なのでオクタヴィネル……ひいては学園の為にご協力、お願いできますね？」
「きょ、ひけんは……」
「うなぎちゃんはいい子だから協力してくれるよねぇ？」
「……はひ。」
「その言葉を待っていました！さぁ講堂へ行きましょう！怖がらせ担当の方々がお待ちですよ！」
そう言われ僕は渋々講堂へと向かった
ど、どうしよう
ランドールから一通り怖がらせの事は学んでるつもりだけど……
「てかランドール、何はしゃいでんの？」
『喜ばずにいられるか！とうとう俺様の出番じゃねぇか！ようやくくそったれ共をビビらせられるんだぜ！？最近鈍ってきたから丁度いいしなぁ？』
「……だから体を寄越せと？」
『わかってんじゃねぇか。安心しろよ、悪いようにはしねぇって。』
にんまりするランドールに頭を抱えた
どうしようか
これでまた体を乗っ取られるのに一歩近づくしでも……
「りょ、寮長。」
「はい？」
僕は向かう道中寮長に聞いた
「これでもし成功したら人気者に……なれますかね？」
すると寮長は輝かしいまでにニッコリと笑って言った
「それは勿論！成功の暁には皆から称賛される事間違いなしでしょう！なのでどうぞ本気で僕らをしごいてくださいな。大丈夫、多少の無礼は見過ごしてくれますよ。」
「……言いましたね？」
「？」
多少の無礼は見過ごされる……か
なら出しても僕に影響は少ない……かな？
「わかりした。では僕も本気を尽くします。心の準備をしますので先に講堂に行ってて貰えますか？」
「わかりました。では失礼しますね。」
寮長達を見送ると僕は目を閉じた
「ランドール、やりすぎには注意だよ。」
『俺を誰だと思ってんだ？んな事大前提だろうがよぉ。』
体がフッと軽くなり僕は意識を閉じた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リゼ - またたびはまたさん» 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年9月7日 15時) (
レス) id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください！お願いします！ (2022年7月27日 8時) (レス) @page35 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - またたびはまたさん» ありがとうございます！励みに頑張りますね！ (2022年6月14日 19時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 3枚目失礼します！これからも更新頑張ってください！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/b/0/ab06fd1e3d0ca81260806a2186d7b3da.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - イラストかけました！文字数制限があるので2,3回に分けてコメントさせていただきます！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/6/1/b6176f6e6f230704bddd05aed4a79b3a.png http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/e/36e1f1aab5fa3f7ed26476f53b74cfb3.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) @page33 id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
