喧嘩上等 ページ10
「そこまでだっ！話は聞かせて貰ったよ。」
「「！」」
声に振り向くとそこにはリドル寮長
他にもジャックやエース達が揃い踏みで立っていた
「ジャック！？皆もどうして……」
「作戦が成功したから追い詰めに来たんだよ。」
「っうわ！ボロボロじゃないか！」
「ったく……無茶はすんなとあれ程言っておいただろ！」
「いやーあはは……」
下見に来ただけなんだけどそう言える状況じゃないし何よりまだ怒りは収まらない
「オークス君!とにかくそっちは危ない！早くこっちへ！」
「はい！」
「逃がすか！」
「近づくなこの獣め！」
「ギャー！？」
僕は近くにいた先輩に握っていた砂をぶっかけてリドル寮長達の元まで駆けた
「驚いた。君そんなに口が悪くなるんだね。」
「今だけですよ。それよりその感じだとディアソムニアの方々は……」
「あぁ、多分君の想像と同じさ。さぁ、ここからは僕達のターンと行こうか。」
気高く自信満々にいうリドル寮長に少し落ち着きを取り戻す
オーバーブロットしてからリドル寮長は少しだけ温和になった
今は本当に、ハーツラビュルの王らしくカッコいい
しかしそれを嘲笑するかのようにレオナ寮長は挑発した
「ハッ……これはこれはハーツラビュルの皆さんお揃いで。それにそこにいるのはうちの一年坊じゃないか。……ハーツラビュルに転寮したのか？」
「俺はただ、今のあんた達と肩を並べたくねぇだけだ……！それにたった一人にこんな集団リンチみたいな真似までしやがって……絶対に許さねぇ！」
「この裏切りモンが！」
「伝統ある試合を汚す行為……厳粛をモットーとするハーツラビュル寮の寮長として、見逃す訳には行かない！」
「あのなぁお坊ちゃん方。正義のヒーローごっこは他所でやってくれないか。」
「態々敵の真っ只中に少人数で乗り込んでくるなんて、酔っちゃってるっすねー！」
「レオナさん、やっちまいますか？」
「フン、軽く遊んでやれ。」
その一声と共にサバナクロー生達が襲いかかってきた
「おいラドル！お前は後ろに下がってろ。腕、怪我してるだろ。」
「ジャック、僕を舐め過ぎだよ。この位の傷、あの洞窟で大怪我した時から研究してた独自の回復魔法薬かけとけば治る。それよりも今は、サバナクローの奴らに痛い目見せてやらなきゃ気がすまない！」
「！……ほんっとにお前は一度決めたら聞かねぇな……わかった、だが無理そうだと判断したら殴ってでも撤収させるからな！」
「上等！」
僕は胸元から回復魔法薬を取り出すと腕にぶっかけた
死ぬ程の激痛に襲われたが不思議と気にならなかった
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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