バレた ページ7
「確か会場へはこっち……え"？」
僕は咄嗟に物陰に隠れた
見ればサバナクロー生達がごぞって集まり何やらしていた
絶対にやばい奴だー！
どうしよう逃げないと……
後退りしたその時
カサッ
「誰だ！」
(し、しまった！)
出店で買ったパンを落としてしまいサバナクロー生に気づかれてしまった
何やってんだもう！
ど、どどどうしよう近づいてきてる！？
ヤバいただでさえ目をつけられてるのに見つかったらどうなるか！
(仕方ないここは恥を忍んで……)
僕は服装を変え、荷物をぱぱっと整えた
「いたぞ！」
「ワーサバナの寮生サンコニチハー。腹ゴシラエオワター？色々アルヨー。オトクダヨー。」
「なんだ熱砂の出張商売人か。」
(っしゃ騙せたー！)
自分のユニーク魔法にここまで感謝した事はない
肌の色を変え、テキトーに買った付け髭とタオルでこしらえたターバンを身につけ変装したそれで何とか騙せた
急死に一生とはこの事だ！
「おいオッサン。ここは選手以外立ち入り禁止だ。とっとと出てきな。」
「ハヤヤー。ソウスルネー。」
何とか逃げる口実を得た僕はさっさとトンズラしようとした
しようとしたのに
「おやおや騒がしいと思って来てみれば……これはこれは。タコ野郎んとこの一年棒じゃねぇか。」
「え！？レオナさんそうなんすか！？」
「ちゃんと匂い位に覚えとけ。あいつの少し甘ったるい匂いがそいつからするのさ。」
「〜！」
ば、バレた！
まぁバレるよね
寧ろ騙せてたのが奇跡だ
と、言う訳で僕はスタジアムの中央に放り投げられてしまった
「痛っ！」
「しつこく嗅ぎ回る奴だ。ジャックの奴結局は裏切ってたって事か……まぁいいさ。もう直全てが終わる。散々俺達から優勝の座を奪ってきた奴は消え、俺達が王の座を奪い返す！」
「そ、そんな事したって無駄ですよ！あのドラコニア先輩の事です、きっと何とかしてくれる。……そもそも成功するかさえ怪しいじゃないですか！」
「一年棒の癖に粋がんなよ！おい！取り押さえろ！」
「ぐっ……離してください！」
僕はあっという間に先輩方に取り押さえられてしまった
くっそ流石サバナクロー……
腕力じゃ到底敵わないや
「うぅ……僕をどうする気ですか……」
「さぁてどうするかなぁ……口封じは確実として自分で『うっかり』怪我でもして貰おうか。……そぉら、もう奴はおしまいだ。」
レオナ寮長はスタジアムのモニターに目をやった
そこにはディアソムニア寮の選手達が行進しており、そこへ観客達が突っ込んでいく様子が映っていた
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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