お値段以上、期待以上、サービス残業バッチコイ ページ47
数日後……
「ヘァッ……」
「「アズール！？」」
『ケケケッ！してやったりだ！』
「ランドールはもう……頑張って作ったの僕なんだからね。」
ひっくり返った寮長に僕は申し訳無さを感じつつもどこかに自慢気だった
何故なら……
「いかがでしょうか寮長！不眠不休で考え抜きハロウィーン中分は全て作り終わり、かつ予備も万全。保護魔法かけてますので安心で全寮の仮装モチーフを取り入れた映えケーキは！」
金と黒のマーブルホイップ
炭を混ぜ込んだ土台のケーキ
マカロン生地で作り上げたアイシングプレートは各寮の仮装パーツを取り入れた
そしててっぺんには烏の羽のチョコレート
紫色のアラザンを散りばめればプロも顔負けの作品の完成だ
「やり過ぎだー！毎度毎度この働きぶり、どうやったって釣り合わないのがわかるでしょう！貴方の中に人件費はないのか！」
「え、世の中おもてなしの精神が大事じゃないですか。……お値段以上期待以上、サービス残業バッチコイ。」
「やめろ！経営者にそんな甘い文言を植え付けるなー！それが普通になってしまったら地獄が生まれるでしょうが！」
寮長の荒ぶりに頭を掻く
まぁ確かに頑張りすぎてしまったのはある
カップケーキ作りに大半の時間を割いてしまったので勉強の方が少し疎かになってしまったのだ
テスト勉強大丈夫かな……
ま、何とかできる！
人間十分寝れば生きられるし！
「それに寮長！こうして不眠不休でやったおかげでメイク無しでもこんなにくっきり不気味なくまが！」
「寝ろ馬鹿ァァァ！ジェイド！」
「お任せを。」
「あっ……」
僕は副寮長の華麗な峰打ちで夢の中へと誘われてしまった
ーーーーー
「それでは今日の部活は早めの切り上げだ。各自寮のハロウィーンを盛り上げろ。」
「「はい！」」
NRCハロウィーン開催初日
僕等バスケ部はハロウィーンの為早めに部活を切り上げだ
「いっやー今日もラドルとジャミル先輩のパス練習異次元行ってたよなぁ。」
「そうかな？ちょっと素早いだけだよ。」
「いやあれはちょっとどころじゃないでしょ。……ちょっとジャミル先輩！無言で頷かないで！ここのレベルあげないで！」
「これ位は普通だ普通。」
「普通じゃねーよ！」
エースのツッコミに首を傾げているとフロイド先輩ま混ざってきた
「なぁにやってんのー？俺も混ぜて混ぜて〜。」
「フロイド先輩！お疲れ様です！」
「ん〜お疲れ〜。」
「あ、そうだそうだ！バスケ部の皆さんちょっといいですかー？」
僕はふとある物を持ってきた事を思い出して鞄の中を弄った
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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