ろくな思い出がない ページ45
「もうそんな時期なんですか！？」
「えっ……」
僕は寮長の前で崩れ落ちた
「勉強しすぎてハロウィーンの事すっかり忘れてました……どうしよう、仮装とか何も考えてない……」
「あ、貴方！今の今までNRC一大イベントのハロウィーンを忘れてたんですか！？勉強の虫もここまで来るともはや病気では？」
「うぐっ……仰る通り……」
「ほら立って……貴方にはそれはもう働いて貰わなくてはならないのですから。」
そう言って寮長は僕を立たせてくれた
面目ない
「にしたって何故貴方の様にキッチリした方が行事を忘れるんです？きちんとパンフレットにだって書いてあったでしょう。」
「あぁ……確かに書いてありました。書いてあったし目もきちんと通してそんなイベントもあるんだーと認識はしてたんですよ……」
「そ、そのレベルって貴方……」
「小中ときて行事にいい思い出がないんですよ。徒競走なんかの競技物では2位と責められ、文化祭で発表した論文は同年代の友達は隣の面白ブースへ行き『え？そんなのあったの？ツマンナー』と言われおじさん達にはお褒めをいただきましたけどそれがあったから録にジャックと回る事もできずその他イベントと呼ばれる行事は記念撮影以外ジャックやヴィルさんと一緒になる事なくボッチ化するという悲劇に見舞われ漸くジャックと回れる行事に当たったかと思えば病気で入院する羽目になりその他etc...行事っていい思い出一つもないんですよ……」
「もうやめてくださいわかりましたから！僕のライフまで削られそうだ！」
とうとう寮長が悲鳴を上げた
しまったこんなお涙頂戴話聞かせて何になると言うんだ
「す、すみません！こんな話面白くもないのに……てかそれより仮装どうしましょう！確か仮装して外部からのお客様も招いて派手にやるんでしたよね。でも僕何も用意が出来てなくて……」
「そこは大丈夫です。仮装は各寮で決められ統一されていますから。」
「そうなんですか？」
流石名門校、資金が潤沢なんだなぁ……
「ま、そういう訳なのでそこは安心していただいて構いません……さて前置きがかなり長くなりましたが僕の依頼受けていただけますか？」
「あ、そういえばそういう話でしたね！カップケーキ100個でしたね。お任せください。ハロウィーンにピッタリの品をご用意しますよ。」
「流石ラドルさんだ。その言葉を待ってました！つきましては……そうですね。一日100個ずつそれらを作っていただけましたらハロウィーン全日非番で大丈夫です。」
「え！？」
その言葉に僕は思わず大声が出た
頑張るぞ！→←【イベントストーリー編ofスケアリーモンスターズ】忘れてた！
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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