【イベントストーリー編ofスケアリーモンスターズ】忘れてた！ ページ44
「おのれ魔導工学ぅ！」
『うるせー……』
僕は自分の机の前で唸っていた
どうにもこうにも魔導工学が苦手な僕は参考書とにらめっこしながら挑んでいた
無論小テストでは90点代を取る
けどそれでもいつかミスをするのではとヒヤヒヤしている
というのも僕の魔導工学は暗記に過ぎず応用できない
まだ一年だから良い物を今後応用問題が出てくる事を踏まえると死の予感がする
「あ"〜！そもそも前世の工学と違うんだよ！何だよ魔導って！回路なのはわかるけどそれを組み立てんのに言語、計算に数学使うとか意味分かんない！おまけに魔力循環？わかるかー！」
『はいはい落ち着けって……言うて俺も機械は苦手だがよぉ……』
「え？あんなメカメカしい所で働いておいて？」
『俺ができるのは単純な機械操作だけだ。専門的な所は全部ファンガスの野郎に丸投げしてたんだよ……』
「フーン、君にも苦手な事あるんだね。」
『ったりめーだ。てめーみたいに馬鹿の一つ覚えに手当たり次第やってねーからな。俺はあくまで専行科目をひたすら極めてたんだよ。』
「お、仰る通り……」
僕は取り敢えず取れる単位は全て取っていた
魔法士としての知識は学内にいる内に極めておきたいから
まぁそれはそれとして魔導工学もまた必須科目なんだけどさ……
「はぁ……頭働かない。気分転換にカップケーキ作りに行こ……」
『糖尿病になんぞ……』
「大丈夫だよ。僕は数個食べるだけ。残りは他の寮生にご自由にってPOP立てて食べて貰うからさ。」
『ほーん……』
すくっと机から離れ僕は扉に向かう
キッチン空いてればいいけど
その時だ
「ラドルさん！商売の話はいかがでしょう！」
「どわっはぁ！？」
扉を開けた瞬間真ん前に寮長の顔面があり僕は腰を抜かした
ランドールはグチグチと『こん位でビビってんじゃねー！』とキレているがこれで驚かない方が稀有だろ！
わからずや！
「りょ、寮長！？」
「おやすみません。グッドアイデアが浮かんでしまったものですからつい。お怪我は？」
「だ、大丈夫です。」
寮長に立たせて貰い僕は埃を払った
にしても何だろう急に
寮長は咳払いをすると言った
「実はハロウィーンに向けて我がモストロ・ラウンジではハロウィーン限定スイーツを予定してましてね。それとは別に集客の意味合いで限定100個のウェルカムケーキを配布という形でお客様方にお配りしようかと思ってましてね。」
「……」
「そのケーキ作りをぜひともカップケーキの神たるラドルさんに作って頂きたくて……ラドルさん？」
「……」
僕はフリーズしていた
だって、だって……！
ろくな思い出がない→←熱砂の蛇の歪んだ愛着（ジャミルside）
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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