甥っ子 ページ29
『別にいいじゃねぇか……坊ちゃんに目にもの見せてやりたくなったんだよ。』
「確かに負けるのはちょっと嫌だったけどそのせいで君に体を奪われるのを僕は良しとしてないの！」
『いいじゃねぇか減るもんでもないし。』
「僕の体が完全に乗っ取られるまでのゲージが減るだろ！はぁ……またツケ帳にツケが貯まるじゃないか……」
本当に何とかしないと体を奪われてしまう
その前に何とかしないと……
「あー！おじたんやっと見つけたー！」
「ん？何なんだゾこの子供。」
ふと入ってきた子供はレオナ寮長の上に乗った
……ん？
ちょっと待ってこの子まさか
「レオナおじたん！」
「あークソ……うるせぇのが来た……」
「レオナおじ……たん……！？」
「って事はまさかっ！」
「この毛玉は、兄貴の息子のチェカ……俺の甥だ。」
「「お、甥〜〜〜！？」」
皆から驚きの声が上がる中僕は頭を抱えた
チェカ……チェカ王子かぁ……
って事は……
いやでも彼は王族だし一般階級のあの子が来てる訳……
「って事は彼が王位継承権第一位の？」
「おじたんの試合カッコよかった！今度帰ってきたら、僕にもマジカルシフト教えて！」
「わかった！わかったから耳元で大声だすな！お前、おつきの奴等はどうした？今頃泡食って探してるぞ。」
「おじたんに早く会いたくて皆置いてきちゃった。えへへ……」
流石第一王子、聞いてた通り無邪気で怖いもの知らずだなぁ……
「あ、ラドルおじさんもいるー！」
「えっ。」
「「え！？」」
ふとチェカ王子が僕を見て言った
「は？おいお前チェカとどういう関係だ？」
「いえいえ！僕自体は会った事はないんですけどそのぉ……」
「『自体』はって……」
「レクサスー！ラドルおじさんいたよー！」
チェカ王子が後ろを向いてそう言うとドドドッと足音が聞こえてきた
あぁマズイ……
「ラドルおじさーーーん！」
「ぉごはぁぁぁ！？」
腹にタックルをキメられ僕はベッドに押し倒された
や、やっぱり来てたかぁ……
「れ、レクサス、おじさん呼びはやめてって、いってるじゃん……」
「えへへー。ラドルおじさんかっこよかったー！ビシュンッ！バシュンッ！ズゴゴゴーッて感じでさ！」
「まさかのおじさん二号がここにも！？」
「違うんだエースいや違わないけど！はぁ……お姉ちゃんの息子のレクサス……僕の甥っ子デス……」
「はーい！ラドルおじさんの甥っ子のレクサスです！」
しゅぴんっと手を挙げるレクサスに僕は羞恥心で死にたくなった
レクサスの事は好きだけどこの年でおじさんとか老けたみたいで嫌だー！
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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