かの者（ラドル＆マレウス＆？side ） ページ26
そう言うとドラコニア先輩は目を丸くしたか思うとフッと笑った
「フフ、流石僕が認めただけあるな。やはりお前は面白い。あぁ、僕も楽しみにしているとしよう。先輩呼びも続ける事を許す。」
「はい、ありがとうございます！」
僕がドラコニア先輩を寮長付で呼ばないのには理由がある
あの日、握手を交わした後、寮長だと堅苦しいから先輩でよいとドラコニア先輩に言われたからだ
これって多分凄い名誉だよなぁ……なんか嬉しい
「さぁ試合開始です！」
試合開始の秒読みが始まる
さぁ、この後は程よく怪我しない程度にギブアップしよう
「3.2.1.シフト！」
爆音が鳴り響いた
ーーーーー
「お、オクタヴィネル全滅だー！やはりディアソムニア強いー！」
ゴールへディスクを撃った衝撃波でオクタヴィネルの面々は皆地に伏してしまった
「……やはり駄目だったか。」
死屍累々と並ぶ気絶したオクタヴィネル生達
その中にはオークスの姿もあった
あらゆる物をカップケーキに、しかも美味しく作る面白い奴
物怖じせず、臆しているようで臆さず……僕はそんなコイツが面白くて気に入っていた
が、所詮は1生徒
僕の力の前ではあまりに無力な人の子だった
「僕にもドンデン返しを見せてくれると思ったが……仕方ない。こんな物だろう。」
そう思い背を向けたその瞬間
ヒュンッ
「……何？」
「な、なんと、オクタヴィネル一点！」
僕の頬を何かがすり抜けた
それはディスクでゴールに真っ直ぐと入り、オクタヴィネルに一点を齎していた
僕はスッと振り返るとそこにはニヤニヤと笑うヤツの姿
オークスではない、かの者だ
「ケ……ケケ……油断すんなよなぁ坊っちゃんよぉ……不意突かれたって……文句は……いえ、ね……」
そのままガックリと意識を失ったあいつに僕は笑った
成程、やはりあやつは面白い
結局マジフト大会はディアソムニアの圧勝となった
それは去年も一昨年も変わらない事
しかし、それでもいつもと違う今回の件は僕の思い出の一つに刻まれた
にしても、オークスの奴……
あんなに身体をアレに使わせて大丈夫なのだろうか
少々嫌な予感がするな……
リリアに口添えするよう申し付けておかねば
ーーーーー
あれ、ここは……
そうだ、職場だ
何度やっても目に映るのは上から２番目に映る俺の顔写真
その上を憎たらしい青毛野郎が陣取っている
一度越えてもまた越されて
何度も何度も何度も趣向を凝らしに凝らして挑戦しても無駄になる
役に立たない相方にすぐに掌を返す奴ら
どうして……
あぁ憎たらしい
○リ○○、ワ○○ス○
いつかお前らをこの手で引きずり下ろしてやる
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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