魔法の花（デュースside） ページ8
見ると自分の魔法石は八分目位まで染まってしまっていた
まぁそうだよな……
あれだけ凄い魔法をぶっ放したんだからこれ位……
「はっ！ラドルは！？ラドルの方は魔法石大丈夫か！？」
「ん？あーご覧の有様。」
「「どわぁぁぁ！？」」
ラドルの魔法石はほぼ真っ黒に染まっていた
「おまっ、なんっ、やばいじゃん！」
「オークス君無茶をしすぎです！今日明日魔法行使禁止ですよ！」
「え"っ！？あ、やべー……」
ラドルは青ざめながらやっちまったなーと頭をかいていた
「てかラドルいつもと何か違くね？」
「確かに……顔に変な模様があるんだゾ！」
「変な模様言うな猫。鱗だ鱗。」
「オレ様猫じゃねぇんだゾ！てかグリムっていつもみたいに呼べ！」
そこで俺達は明らかにおかしいと感じだ
「なぁラドル、お前何か変だぞ。」
「あん？」
「さっきからデュースよろしくヤンキーみたく……てか、お前本当にラドルか？」
「確かに雰囲気が違うな。」
「そういえばラドル君アレルギーは？……ハートはまだ辺りに沢山あるし……エースの目も見て話せてる……」
「あ、確かに！ぜってーおかしいわ！お前誰だ！」
その言葉にラドル？は背を向けて寮長に向かって行く
「お、おい！」
「うるせーなぁ……俺にばっかり注目して、問題の坊っちゃんには見向きもしない訳ぇ？」
そう言ってラドルは胸元から魔法薬を出して飲み干した
そしてもう一つ別の薬を取り出すとパッの寮長にかけた
「よ、よしなさいオークスくん！魔法禁止って言ったでしょ！」
「だからブロット緩和剤飲んだんですよ。本来は軍隊等で愛用されるオーバーブロット手前の応急処置薬。魔法石の粉末が魂から直接ブロットを吸い出してくれる。ほら、魔法石も半分までブロットが減りました。これならまだ少しだけ魔法が使える。それに怪我人をこれ以上放っておけないでしょう。」
「ぬぐ……」
「ついでに試薬を試せますからね。」
「は！？おいラドル今試薬って言ったか！？」
「寮長で実験するなよ……」
「大丈夫大丈夫一回無機物で試したし。」
ケラケラ笑いながらもラドル？は呪文を唱え始めた
いやこれは歌か？
「花はきらめく、魔法の花、時を戻せ、過去に戻せ、傷を癒やせ、運命の川、さかのぼれ、よみがえらせろ、過去の夢。」
さっきまでの荒々しさとは売って変わり優しい旋律
歌い終わるとボロボロだった寮長の体も服も元通りになった
「巻き戻し薬は成功だな。高値で売り出せそう……」
「いや私今国宝級の薬での治療を見てしまった気がするのですが！？」
学園長が叫ぶも軽くあしらわれていた
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます！ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです！ (2021年12月25日 16時) (
レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった､ランドールの魅力をこの小説で知れました､ありがとうございます！ (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年12月16日 10時
