真っ黒のマジカルペン ページ10
「んん"……ぅあぁ……？」
目が覚めると体がかったるかった
体中筋肉痛みたいに痛いな……
「朝の支度しなきゃ……っぐぅ！？」
いつものように魔法も交えながら身支度をしようとした瞬間心臓を握りつぶされる様な痛みに襲われ僕は蹲った
「な、痛、え？」
マジカルペンを見てみると魔法石の部分が真っ黒だった
「……ランドール、君昨日何したの。」
『別にー。ゼロレイ特大を4発とアクアウェーブ一発、太陽花の再生薬での回復やっただけ。』
「アウト！1日の魔力消費量大幅に越えてるよ！しかも太陽花はかなり貴重なんだぞ！取る作業に一ヶ月かかる代物で僕か僕の知識からパクった君にしか扱えないってのに……道理で……ああもう……今日大丈夫かな……」
これだと今日は箒にすら乗れない
因みに太陽花は昔仕事でついて行った時に見つけた花だ
塔の上のラプンツェルに出てきた花と似ていたので試しに劇中歌を歌ってみたらドンピシャ
たまたま転んで負っていた怪我が治った
なので詰んで保存し粉末状にしていつも胸元に入れてあるのだ
もしもの時の事とっておきだったってのにもう……
ランドールは悪びれる様子もなくあくびをして言った
『俺はやる事やっただけだ。いいじゃんかよ。ハートアレルギーで大暴れしてオーバーブロットするよりかは』
「こんのっ……はぁ。怒る気力も失せた。それより荷物の運搬……エースデュースに負担かけちゃうなぁ……」
手動に切り替えて僕はいつもの支度を済ませ大急ぎで鏡舎へと駆け出した
これでは運搬作業が間に合わない
「と、思ってたんだけど……」
鏡舎に行くとそこには
「やほやほー！ラドルちゃんおっはよー！」
「昨日はよく眠れたか？」
「けーくん先輩！トレイ先輩」
「あら、もうその呼び方で固定しちゃった感じ？……まぁ面白いからいっか！」
約束のメンバーとは別にケイト先輩とトレイ先輩がいた
何で
「エース達から話を聞いてな。お前はかなり消費しているし、人手が足りなくなると思ったんだ。」
「昨日のお礼もかねてね！困ってる後輩ちゃんを助けるのも俺達先輩の勤めだし！」
「あ、ありがとうございます！助かります。」
そう言って二人は笑った
昨日……はっ！
「そうだ、そっちの寮長のご様態は？」
「全く問題ないそうだ。ラドルの薬のおかげだ。あぁそうだ。今度また何でもない日のパーティーをするんだが……良ければ来ないか？」
「え、嬉しいですけど僕ハートは……」
「俺のユニーク魔法でハートだけを見えなくしてやるだから安心してほしい。来てくれないか？」
先輩は困った様に笑った
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます！ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです！ (2021年12月25日 16時) (
レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった､ランドールの魅力をこの小説で知れました､ありがとうございます！ (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年12月16日 10時
