ラドル……？（デュースside） ページ6
「あいつ、このままじゃ大変な事になっちまうんだゾ！」
「流石にそこまで行くと寝覚めが悪い……それに。」
「まだ、「僕が間違ってましてすいません」って言わせてねーし！」
「お前達……わかった。少しの時間ならリドルの魔法を俺が上書きできる！その間に頼む！学園長、寮生達の避難を頼みます。」
「君達待ちなさい！危険です！」
「そーだよ！トレイ君まで何言ってんの！リドル君に勝てるわけないじゃん！」
学園長とケイト先輩が止めるも僕達は止まらなかった
「勝てる奴にだけしか挑まないなんてダサすぎんでしょ！」
「そんなの全然クールじゃないんだゾ！」
「正気に戻すのに手っ取り早いのはこれしか思いつかないな。」
「その通りだ。」
「「！？」」
俺達の間を何かが凄い速さですり抜けていった
な、んだ？
「ゼロレイ。」
「ぐあぁぁぁ！？」
「あれはっ！」
禍々しく光る三本の柱
それがラドルの魔法だと気づくのに少し時間がかかった
「「ラドル！？」」
「何だっ、この威力は！」
「魔法はイメージだ。小さい頃からそれを胸に訓練してきた。今俺はお前に吠え面かかせてわんわん無様に泣き喚かせたくて仕方ねぇんだ。散々ムカつかせてくれたもんだからよぉ、なぁ？真っ赤な赤子のガキンチョが。」
「ガキ、ガキだって……それにお前まで僕をっ……！くらえ！」
寮長は物凄い威力のフレイムブラストを連発していた
しかしその全てを魔法でラドルは相殺していた
な、なんて奴だ……
というかいつものラドルじゃ、ない？
「何ぼさついてんだマヌケ共！テメェ等の寮長だろうがグズグズすんな！……それとも、俺一人の手柄にしてオクタヴィネルに借りを作るか！？」
「それはマズいって!行くよ皆！」
「え！？あ、はい！」
ケイト先輩な慌てぶりに僕はマジカルペンを構える
魔法はイメージ……
「水よ、冷気よ我が魔力に答え敵を打ち滅ぼす一閃の剣となれ！ウォーターショット！」
「うぐぅ！？」
「やった！」
かなり鋭いウォーターショットが打てた
よしこの調子だ
「よくやったデュース。いい筋じゃねぇか。」
「うわぁっ！？」
気づくと前線で戦っていた筈のラドルがすぐ側でそう言ってきた
いつの間に……
「ラドル！……ってお前それなんだ！？鱗……か？」
「細かい事は気にするな。それより集中しろ。お前を、家族を否定したあいつを否定してやれ。……準備はいいか？3連アクアウェーブだ。」
「え！？そんな高等魔法……」
「いいからやるんだよマヌケ！」
「いだっ！」
頭を叩かれながらも僕は想像した
寮長を飲み込む荒れ狂う波を
特大大釜（デュースside）→←オーバーブロット(ラドル&デュースside)
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます！ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです！ (2021年12月25日 16時) (
レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった､ランドールの魅力をこの小説で知れました､ありがとうございます！ (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年12月16日 10時
