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契約を ページ40

「えぇ、えぇ!貴方の気持ちは良く分かります。ですからこんな物をご用意させて頂きました。」

「これは……?」

目玉が幾つも入った小瓶
それを寮長は机におき差し出した

「こちらは二重人格の治療薬として名高い精神安定剤を改造した品になります。無論、完全になくすのは難しいとされている二重人格。しかし本人格を守る為に他人格が出てくるのを防ぐ品ではあります。その薬を僕の手によって大改造したのがこの薬……魂に働きかけ、他人格がが出てくるのを防いでくれる。数に限りはありますが、同居人にどうしても出てきてほしくない時にご利用ください。数に限りはありますので使いどころは慎重に。」

「!」

願ってもない品だった
これがあればもうランドールが出てこられないようにできる
ただでさえ最近は勝手に出てくる事が多くなっていた
しかしこれならもうそれに悩む事はない
……さて

「た……」

「?」

「対価は、何ですか……」

僕は覚悟を決めた顔で僕は問うた
これだけの品を寮長がタダでくれる訳がない
臓器か、或いは魔法か
何にせよ覚悟を……

「いえ、何もいりません。」

「え?」

その詞に呆気にとられる
何で?
絶対何か要求されると思っていたのに

「強いて言うなら労働力です。実は近い内に一大プロジェクトを考えていましてね。そのお手伝いさんがほしい。それが対価でいかがでしょうか。」

「そ、そんな事で……?い、いや!もしかして法外な事だったりスケープゴートだったり……!?」

そう聞けば3人はドッと笑い出した

「ギャハハッ!うなぎちゃん超ビビってんじゃぁん。」

「大丈夫ですよ。アズールはそこら辺はちゃんとしてますから。」

「えぇ。僕は貴方にお使い程度の事を頼む。無論法外な事や危険な事、命に関わる事など以ての外とお約束致します。……この契約書にサインを。そうすれば貴方はこの薬を手に入れられる。」

「僕は……」

どんな事かはまだわからない
でも危険な事ではない
なら大丈夫だろう
僕は黄金の契約書にサインした

「ありがとうございます。それではこの後ディナーでもいかがですか?寮の食事は終わってしまいましたのでラウンジの賄いになりますが……」

「いいんですか!?」

「はい。好きなだけ召し上がってよろしいですからね。僕達はある種のチームになったんですから。」

「そーそー!気楽にさぁ?仲良くしよー?」

「えぇ。ラドルさん、僕達は貴方の味方ですよ。」

「先輩方……はい!ありがとうございます!」

僕は笑顔で答えた
この先輩達に限ってそんな事……事実な訳がなかったのに

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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます!ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです! (2021年12月25日 16時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった、ランドールの魅力をこの小説で知れました、ありがとうございます! (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんかけうどん | 作成日時:2021年12月16日 10時

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