メインストリートにて ページ41
「ねむ、眠い……死ぬ……」
『おい何チンタラ歩いてんだ！そんなペースじゃ遅刻すんぞ！てかまた眼鏡か！コンタクトはどうした！』
「無茶言わないでよぉ……つける暇なんかなかったんだからさぁ……ふあぁ……」
朝っぱらからあくびが止まらない僕にランドールがうるさく話しかけてくる
だって仕方ないじゃないか……
朝の四時から港までホウキ飛ばして重い荷物何往復もしてとってきて購買、職員室、スカラビア、ディアソムニア、そしてオクタヴィネルに荷物を配送してたら時間はとっくに登校時間で朝はカップケーキをパッパと食べて現在ふらふらで登校中
無理だ、こんなの続けられっこない
コンタクトつける暇もなくて眼鏡だし
てか眼鏡でいいじゃん、楽だし
……とは言えない
絶対面倒臭くなる
「駄目だ……眠すぎて配達した人の顔覚えてない……一応サインは貰ってるし荷物も消えてるから届けられたんだろうけど……」
『まぁそれならよかったんじゃねぇのか？それとも代わるか？』
「いいですー。はぁ……そうだ、エナドリ飲ん目ぇ覚まそ……」
鞄からよく目が覚めると評判のエナジードリンクを取り出すと僕は一気に飲み干した
瞬間、激しいバチバチ感と脳が焼けるような感覚に目が冴え渡る
「こ、こりゃエグい……」
『体壊すぞ？俺が言うのもおかしいけどよ。』
「あ、自分の生活リズム狂いまくってるの自覚あったんだ。」
『シュレッダーにかけんぞこの野郎。』
そんな事を話していた時だ
何やらメインストリートの方が騒がしい
『何だ？』
「行ってみよう。」
駆け寄ってみると昨日の魔獣と男子生徒、そしてユウがいた
は？
なんでまだいるの？
学園長何してんの？
疑問の多さに頭がフリーズしているとユウが話しかけてきた
「ら、ラドル君！丁度良かった！彼らを止めて！さっきから言っても聞かなくて！」
「はぁ！？無茶言わないでよ……ってああもう！ちょっとやめなよ！像が傷ついたらドやされるぞ！」
「うるせー！黙ってるんだぞ！」
「そーだそーだ！部外者は口を挟むなよ！」
止めるもそう言って全く喧嘩を止めない
ここって名門校なんだよな？
そんな疑問が浮かんだ次の瞬間
「「あ"ー！？」」
「……え"？？？」
グレートセブンの一人、ハートの女王の像が燃えた
見事なまでの大炎上である
「何やってんの馬鹿！はぁ……しょうがない！」
僕は急いでハートの女王に洗浄魔法をかけようとした
……が
「あ"？」
ハートの女王の手に持っている物を見て僕は固まる
あれは、ハート
ハート、ハート
ハート！
目の前が赤くなった気がした
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あんかけうどん(プロフ) - あんぱんさん» ありがとうございます！ (9月14日 22時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - ランドール好きなのでうれしいです！ 面白かったです！ (9月14日 22時) (レス) @page28 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - 竜の騎士さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年12月10日 17時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士 - はじめまして。最初から読んでみましたが、とても面白くてすぐにハマりました！更新楽しみにしています！ (2021年12月10日 13時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年11月25日 4時
