ヴィルさんのトレーニング ページ6
「あ、あの……」
「動かないで。」
「ふぎゃ。」
皆さんごきげんいかがですか
僕はガタガタ震えてます
何故ならかのヴィル・シェーンハイト様にメイクしてもらってるからです
どうしてこうなったかと言えば、ジャック君がいい先輩がいるという事でついていくといたのがヴィルさん
彼は僕を見るや否や飛び付いてきて今はこの通り
椅子に拘 束されてメイクを施され……他にも色々
正直くすぐったいやら何やらで頭がパンクしそうだ
「はいできたわ。鏡で見てみなさい。」
「へ、は、はい。」
鏡をみるとそこにはイケメンがいた
何をいってるかわからないと思うがつまり元の自分の地味な顔からホスト顔負けの怖モテイケメンがいたのだ
小学生入りたてだよな僕
何この顔面怖
「だ、誰ぇ……」
「あんたよ。」
「信じられない……」
わたわたしていると拳骨が頭に落ちた
「いだぁっ！？」
「あんた……それだけのポテンシャルがありながらそんなんじゃ宝の持ち腐れも良い所よ！ジャックから話は聞いてるわ。貴方のそのなよなよした態度、みっちりと矯正してあげるから覚悟なさい！」
「ひ、ひぇ、ジャック君！？」
「さっきみたいにダサい事する連中もいる。いつでも俺がいる訳じゃないんだ。一人でもボコボコに出来る程度には鍛えてもらえ。」
「そう言う訳だから。返事は？」
「え、えと……」
「返事ぃ！」
「はっ、はいいい！」
僕は敬礼した
この人には勝てない
本能でそう悟った
ーーーーーー
「背筋を伸ばす！」
「は、はい……」
「声ははっきり！」
「はい！」
「もっとハキハキなさい新ゴボウ！」
「はい！！！」
あの日から早半年
あれから毎日のようにヴィルさんに四六時中しごかれていた
休み時間は勿論の事、食事、授業に至るまでジャックを通して監視され、出来ていなかった分をひたすら体に叩き込まれた
前世の部活も中々キツかったけどこれもキッッツイ
「歩行を乱さない！堂々と、王になったつもりで誇らしく！」
「〜〜〜！」
これでもかなり上達しているのだ
猫背している時間は短くなり、朝昼のトレーニングで筋肉もついてきた
あとヴィルさんは僕の顔が大層気に入ったのかあのメイクを自分で出来るようにしろとメイク用品一式を送ってきた
ヴィルさんは僕をどうしたいんだ
「今日はこれにて終了。」
「こ、子供がやる内容じゃ、ない……」
「あら、別に危険でもなんでもない事よ。歳なんて関係ないわ。」
「も、だめ……」
僕は一歩もあるけず床にぐったりと倒れ動けなくなってしまった
体が悲鳴をあげている
僕はジャックに担がれて家路に着いた
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あんかけうどん(プロフ) - あんぱんさん» ありがとうございます！ (9月14日 22時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - ランドール好きなのでうれしいです！ 面白かったです！ (9月14日 22時) (レス) @page28 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - 竜の騎士さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年12月10日 17時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士 - はじめまして。最初から読んでみましたが、とても面白くてすぐにハマりました！更新楽しみにしています！ (2021年12月10日 13時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年11月25日 4時
